日記(2021夏の終わり)
8/30(月)
3.5時間残業。最近は歯車のことを勉強している。今までやったことのない分野だから新鮮。でもむずかしい。なんだか疲れていてご飯を食べてすぐ横になった。そもそも帰った時間が遅かったんだけど。
妻がNetflixでシュタインズゲートを見ている。10年前のネットミームがテレビの中に蘇っていてふしぎなかんじ。「常考」とか。僕は中高生の時期に2ちゃんねるまとめブログを読んでいて、そこから徐々にそういう文化から離れていったのでなんだか不思議なノスタルジーを感じてしまう。
8/31(火)
自転車のライトが切れたまま自転車で出勤してしまったので、日が落ちる前に仕事を切り上げてきた。
職場のななめ後ろの席の机の引き出しからあの黒い虫が発見された。先輩がスプレーを持ってきて、引き出しの中へ吹き付けることで、外に逃がさないまま仕留めたのだけれど、気が気ではなかった。
『問題解決大全』と『アウトプット大全』という、名前は似ているけれどノリの全く異なるビジネス書2冊をデスクへ置いてみた。気分に合わせて空き時間に読む。ぼくはビジネス書というものを基本的に読まない(うまくいえないけど、生きていくためのやり方を最適化していく感じがしてあまり好きではない)んだけど、仕事で心が重くなってくるとこういうのを読んでみたくなる。ちなみに前者は問題解決のためのメソッドを、引用たっぷり用いて説明するケレン味のある本なのに対して、後者は「聴き終わった後に質問できるようにするために、人のプレゼンは質問を考えながら聞こう」みたいな実際的な心構えがどーんと書いてある本だ。どちらもいい本だとはおもうけど、短歌を読むようなひとはたぶん前者が好きだと思う。
サッポロから出たウォーターサワーという低アルコールのお酒が3%だけど甘くなくてうれしい。最近ジムビームハイボールが5%にリニューアルされたけど、ハイアルコールの流行りから甘くない低アルコールの流行りへとシフトしていくのかもしれない。注視が必要だ。
9/1(水)
もう9月。2021年も何にもしていない気がする。歯車やベアリングのことをぼんやり勉強しながら気づけば一日が終わっていた。
9/3(金)
昼休みに外に出たら、雨が降っていてすごく濡れた。濡れるのは嫌じゃないけど、服が乾かないから不快ですこしこまった。
9/12(日)
風邪で寝込んだりビールを飲んだりFGOのイベントに注力したりしていたら一週間経った。
最近短歌にがっつりと時間を割くことができていない。モチベーションの問題かもしれないけど。今日は何してたの?と聞かれても、何もしてなかった、としか答えられない休日が増えてきた気がする。昼間からずっと家にいても、パソコンを開いて短歌を作ろう、という感じにならないのが問題な気がする。
新作をずっと出せてないのもモチベーションの低下につながっているのだけど、これはなんとか「羽根と根」を刊行していくしかない。編集作業の大詰めが終わっておらずまだ出せそうにない。他人任せにせず自分で組版をやればいい話ではあるんだけれど……。歯痒い気持ちになる。
面白いものを読んだり見たり聞いたりしたいし、なるべくその面白さを言葉にして後から自分が見られるように残しておきたい。やはり前みたいに一日一首を再開させるべきな気がしてきた。でもあれ、ひとりでやりつづけるのけっこうしんどいんだよな……。
のほほんと朗らかに日々を過ごしたいんだけど、どうにもこうにもそうはしてられん。外圧と内圧に押されあって、いまにもさけびだしたくなるような気持ちになる。スペースや日記でこのように管を巻いている場合ではない。明日からも仕事や短歌や生活はつづいていく。やれることをやれるだけやる。
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