日記
11/7(土)
昼までごろごろ過ごしてから、お昼ご飯をどうするか考えて、少し歩いた近所にある町の中華料理屋さんという感じのところにいく。無機質な日本語で接客をしてくれる。坦々麺とキムチチャーハンのセットにした。700円、安い。13時過ぎでお店は空いていて、テレビについた吉本新喜劇の音とチャーハンの鍋を振るう音だけが聴こえてここちよかった。
帰りに小さな本屋に寄って、料理本や漫画をすこし物色する。アフタヌーンをぱらぱらと読んだ。少し前まではモーニング をよく読んでいたんだけど、いつの間にか読みたい作品がなくなっていて、今はアフタヌーンが好きだ。最近は漫画に全然アンテナを張れていない。「A子さんの恋人」がすばらしいといううわさを聞いているので読みたいなとおもっている。読むからには、買わなくちゃならない。近所の小さな本屋さんには売っていないから、どこかの本屋で買って、それを持って帰らなければならない。こういうときに通販で買えばいいやとならないのはどうしてなのか。Amazonなんてもともと本屋だったはずなのに、Amazonで漫画を買うのはなぜか抵抗がある。歌集とかだと平気なのだけれど。
本を買うことに関連づけると、高校生・大学生ぐらいのとき、僕は本を買うときに偶数冊ずつ買わないとこそばゆい気分になってしまう、という不思議な時期があった。3冊買いたい漫画があった場合、4冊にするためにいろいろな棚を隅々まで見回すのだ。今思い返すと理解できないけど、当時の僕にとってはそれが正しい行為だった。そういうことはままありそうだ。
帰宅して昼寝をして、晩ご飯を食べて寝た。
11/8(日)
朝、起きていつも通りエゴサをしていたら、Dos MonosのタイタンとMONO NO AWAREの玉置周啓のおふたり(敬称略)がやっているSpotify・PodCastのラジオ「奇奇怪怪明解事典」で『ビギナーズラック』を紹介してもらっていることに気づいてびっくりした。
23分くらいからの「言のソノリティ」のコーナーで挙げてもらいました。
そういえばこないだ『予言』も紹介されていた。知っているミュージシャンのひとが自分の歌集を手にとってそれについて語っているというのは、なんだか不思議な感じがする。ラジオの内容もふたりのバックグラウンドがよく顕れていてすごく面白かった。僕は美容院に行ったときに、ワックスなどのスタイリングを拒否するようにしているのだけど、確かに断りづらい好意みたいなのはあるなあと思う。歌人あるあるでいうと、「歌集をお送りしたいので住所を教えてください」とか……まあ僕も送りたいひとに対して聞いたりしたけれど。「いらないので大丈夫です」という断り方はしづらいよなと思う。ちなみに、歌集の贈呈に関して、僕の住所から発送したわけではないので、受け取り手が僕の住所がわからないようになっていたのだが、そうすると感想のお葉書などが全て出版社経由でまとめて家に届くようになっていて、それが届くと溜まってるファンレターが届いたみたいでちょっと楽しい気持ちになる。
この二人の喋りは、目の前に対峙しているものの言語化の解像度が非常に高くて、聞いていて心地いいなと思う。フードコートの歌をがっつり語ってもらえてうれしかったし、自分の言葉が届くんだなと思うとうれしい。
13時から「羽根と根」の編集会議。10号の日程や企画などをおおざっぱに決める。久しぶりに企画をやります。僕の仕事は進行管理と何かしらの原稿を書くこと。がんばるぞ。
15時半からはお誘いいただいたオンライン歌会に参加。雑な歌をつくってしまって0票。描きたいイメージが強すぎるとうまくいかないなあ。久しぶりにお会いするひともいて楽しかった。いいメンバーの歌会だったなあ。
夜ご飯は歌会の二次会をききながらつくったバター醤油炒めを食べた。
Fate/stay nightの2015年のアニメを見始めた。最初のやつよりも作画が段違いに綺麗で笑ってしまう。シロウくんが、だめだめな感じじゃなくてキリッとしてていい。昔のやつではずっと「セイバー!!!」「シロウ!!!」と叫び合っているイメージがあったから……。
11/9(月)
仕事が休みの妻から、着るトランセルの画像が送られてくる。
誕生日も近いし買おうかなとおもってサイトを見にいったら3万5千円+送料1万円だったので見なかったことにした。
仕事で、暗に「あなたのせいで困っている」と解釈できる雑なメールを受け取ってつらくなった。そういうメールは、素早く返すのか、はたまた少し寝かせてから返すのか、どちらがよいのだろうか。
昨日のこともあり今日はずっとDos Monosを聴いていたんだけどやっぱりかっこいい。しばらく聞き込もうとおもう。