メタバースでみつけたアイデンティティ
自分とは何か
これは永遠に考え続けることなのではないだろうか。
自分はまさに今この瞬間を迎えている。
自分という存在が長らく否定的だった。
前回の記事にも書いた通り僕はASDとADHDを診断された。
診断される前はただの落ちこぼれだと思っていた。
今まで僕はリアルの方でもたくさんのコミュニティと接してきた。
しかしどれも自分に合わず去っていった。
そして僕は見つけたのだ。メタバース(かつてはVRSNSという名が主流)という場所を。
これは僕が今からひとつ前に所属していたコミュニティで話題になっていたものだった。
だから僕はそっちに浮気した。
とてつもなく良い居心地だった。
自分らしくいられるこの世界にどっぷり浸かっていった。
リアルコミュニティというのはなんだかんだ気を使わなければならない。
それが嫌だった。何せ発達障害者である僕にはそんな"気遣い"は疲れにしかならない。
見た目を気にし服を選び、会う人の年齢に合わせ言葉遣いを変える。
馬鹿らしい。本音はこうだった。
しかしメタバースは違う。大体の人は年齢は非公開。公開してても別に年齢で年功序列をきにする人はほとんどいない。
見た目も自分の好きな姿でいい。ドレスコードなんてものはイベント以外ではない。
性別ももはやない。すべてを超越していた世界に夢を見た。
そこでやっと出会えたのだ。
自分らしさに。
「ノリと勢い」これが自分のアイデンティティなのだと。
音楽イベントではつねに前で踊るタイプだった。
踊るのは幼いころから大好きだった。特技ではないけれでも。
そんなこんなで「ノリと勢いの海産物」というキャッチコピーは生まれた。
それはメタバースでともに過ごしてきた友達が自分の「ノリと勢い」を認めてくれたからだ。
今までこれを認めてくれた者など親しかいなかった。
おかげさまで今の自分がある。
これからVRSNS、もといメタバースを始めたい人に言いたい。
メタバースやアバターは自分を隠すためにあるのではない。
自分をさらけ出すためにあるのだ。
自分はこうして今をわがままに生きている。
自分探しはこれからも続く。
多分死ぬまで続く。でもこのメタバースの世界がある限り、それは必ず見つかるものだと信じて生きている。
何もかもがワクワクの電源まみれの世界で楽しんでいる。
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