私たちは試されている
余り時事ネタを書いても、と思うが一つだけ。
数十年前から発展途上国との格差について言われている。
毎日数百人の子どもたちが餓死する。
一方で、肥満で死ぬ人が多くいる先進国。
かたや、食べ物がなく餓死し、多く食べて死ぬ。一人や二人ではなく、これまで、数万、数十万の人が亡くなっている。
いま、こうしている間にも多くの人が死んでいる。
今度は、私たちが試されている。
皆、食べ物がなくなるかもしれない、と不安に駆られている。
実際、物流が滞れば、輸出入が完全にたたれれば、この国の自給率から考えると、餓死者が出てもおかしくない。
様々な困難はあるが、ただ、家にいるだけで、餓死を免れることができる。生まれながらにして、栄養失調や餓死、戦争地域などの不幸とはわけがちがう。
だから我慢しろ、などと簡単に言わない。多大な努力と痛みを伴う。しかし、これは、日本全体の問題であり、ひいては、世界の問題へつながる。
日本ができなければ、おそらく、世界は、人類は、滅亡する。
大げさな話ではなく、滅亡が免れなくとも、文明レベルが相当に停滞する。
これは経済マイナス成長どころの話ではない。
今、日本にいるわたしたちは、大きな岐路に立っている。