初めてスピリチュアルを感じた日②
続きです。
私は亡くなった同僚の形見としてシルバーの指輪を譲り受けていました。ココペリという精霊のデザインが刻まれたオシャレなやつです。他の仲間たちもそれぞれ一つづつ私物を貰ってました。
あっ貴重品はなくてご家族の許可を得てから分けてもらってます😊
※ココペリとは
ネイティブ・アメリカンに伝わるココペリは、笛を吹くことで土地に緑を生い茂らせ、幸せや繁栄をもたらすと言い伝えられています。ホピ族の言い伝えでは、地下の世界から地上へ導いてくれた案内役的存在とされ、聖なる精霊の一つとして儀式などでも重要な役割を担っています。
お酒をこぼしてしまい手を拭くために指輪を外しテーブルに置いた時、指輪が勝手にジャンプしたんです。しかも数センチではなく1メートルくらい。
そして空中でくるくると回りだしたのです。
まだ酔ってはなかった。意味が分からない。
時間停止AVさながらにみんなが固まってる目線の高さで回転を続ける指輪。
気味の悪さもちょっぴりあったけど、元の所有者である同僚の好きな土地で貴重な体験をして、みんなで彼を偲んでいる時の出来事なのですんなりと受け入れてました。
指輪はまだ宙に浮いたままで次の異変が起きました。別の形見が動きだしたのです。
サングラスもGショックもオイルライターも。
どれもあり得ない動きなんですが神秘的でも何でもなく、どことなくコミカルな動きばかりでみんな笑っちゃったんですよね。
テーブル上で開いたり閉じたりするサングラス。
バックライトが高速点滅するGショック。
手遊びする時のようにカチンカチンと開閉するオイルライター。
怖さも何もなく多分みんなが同じことを考えていたと思う。彼が今来ていると。
まあ今思えば儀式の後だったしカチーナのお遊びかもしれないんですが、私にとって物心ついてから初めてのオカルト体験はこんな感じでした。
体感5分ほどのその出来事のあと私たちは楽しく飲み直し、後片付けをしてから集落を去りました。ホピの方達には好きな時においでと言っていただき感激して帰りました。
私達のオカルト体験など珍しくもなさそうな感じでしたね。
帰りの車内でもみんなの話は尽きなかったんですがさすがに疲れたのか段々と口数も減っていきます。ちなみに一番年下の私が行きも帰りもずっと運転手です😫
(アルコールはもう抜けています。)
なんだかみんなの顔つきが違うなあと思いながらひたすら運転してました。
多分全員オカルト肯定派ではなかったけど、この日以降きっと何かが変わったんでしょうね。
今までと同じようにいい関係が続きましたが、いつものやり取りにほんのり優しさが追加されるような感じがありました。
とまあこんな出来事があったんです。
霊を見たとかそんな派手なことではなかったですが私たちにとっては十分に驚きの体験だった。
元々曲がったことやズルは嫌いでしたがこの日以降はもっと自分の行いに気をつけようと思わされましたね。
今日は以上です😊読んでいただきありがとうございました❗️
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