仮面ライダー剣から見る『運命と宿命』
平成一期、第5作品目の仮面ライダー剣(ブレイド)。
ネタバレを多く含みますが、仮面ライダー剣から見た運命と宿命をまとめてみたいと思います。
ご覧いただいた方は分かると思いますが、仮面ライダー剣は後半、よく、運命という言葉が出てきます。宿命という言葉もちょっと出てきています。
宿命
第47話で、金居(かない) / ギラファアンデッド(ダイヤスートのカテゴリーキング)がこのような言葉を仮面ライダーカリスに言います。
「ジョーカーの勝利。それはバトルファイトのリセット。全生命の命が消滅する。(中略)ジョーカー、それがお前の『宿命』」
運命ではなく宿命。
宿命とは、生まれる前から定まっていた変えられない避けられない事象を指します。
運命
最終話、相川始と同じようにジョーカーとなった剣崎一真と相川始の会話が象徴的です。
相川始「いくら離れたところで統制者は、俺達に戦いを求める。本能に従い戦う。それがアンデットの『運命』だ。」
剣崎一真「俺は運命と戦う。そして勝ってみせる。」
本能に従い戦うことはアンデットの宿命とは言ってないのです。
運命は、生まれた後に決まり、変えられるし避けられるものなのです。
まとめ
私たちには、宿命と呼べるものは、あまり多くありません。相川始のような宿命を背負っていることもないでしょう。
私たちも運命を選んで生きています。
私たちもまた、剣崎一真が選んだように、運命と戦っている一人なのかもしれません。
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