淡路ラボインターン1期生体験記#5『初日の挫折を乗り越えた先の宝物』
早すぎる挫折
インターン活動初日、メンバー三人で飲食店の現状調査に向かいました。お客様の年齢層、ターゲット、淡路島の食材をつかっているのか、などを店長さんに三人でインタビューしました。
千葉から来たインターン生は、営業のインターンなどを経験しており、トークスキルに長けていました。もう一人のインターン生は食について専門的に学んでいて、豊富な知識を生かしてインタビューをしていました。
私だけがトークスキルがあるわけでもなく、食についての知識があるわけでもありません。私も喋るつもりだったのに、二人に圧倒されて立ったままうなずくことしか出来ませんでした。
聞き取り調査中にもかからず、生かせるスキルを持っていないこと、事前準備をここまでしてこなかったこと、インターン内容がとても魅力的で参加したものの、いかに軽率な行動だったか、といったことをぐるぐると頭の中で考えていて涙が出そうでした。
クヨクヨしてられない!
シェアハウスだったため、仕事もプライベートも二人と共に過ごすことになります。初日の夜は、散歩に行ってくるといって一時間くらい外で泣いていました。しかし現地での活動は今日始まったばかりです。あと一カ月もあるのでこのままじゃいけません。
ビジネスマナーやコミュニケーションのとり方などの二人の良いところは盗みつつ、二人の課題も見つけて私の武器にしようと考えました。
企業相手の営業経験のあるインターン生は堅苦しくなりすぎるところ、食に対する知識があるインターン生は知識があるが故に難しい専門用語を使っていて分かりにくいところがあるなと分析しました。何の知識もない私だからこそ、客観的になることで見えた点です。
これからの活動では、二人にはない視点を生かすことが出来ると気持ちを切り替えることが出来ました。また、二人に負けないようにやってやる!と自分を奮い立たせました。以降の活動では、お店の方と話すときは誰かひとりが代表して行くと変わったこともあり、自分のペースでお店の方とお話しすることが出来ました。
大切な辛い思い出
2月でインターン生としての6カ月の活動期間は終わりました。学生の自分たちが食にまつわる人たちの繋がりを作り、食に関する情報が飛び交っており、誰もが情報をキャッチできるようなfacebookグループができました。
しかし、現在も淡路島の食に関する活動は続けています。千年一酒造のインターン生と協力して「酒粕アレンジフェア」というものも開催しました。自分と戦って乗り越えた9月の現地での活動で、多くの方と繋がることが出来ました。実際に「酒粕アレンジフェア」では9月に飲食店の方との繋がりができていたから実現できました。
最初はがむしゃらに人と会ってお話するだけでしたが、今では得られた人との繋がりの大切さを感じています。
活動初日の挫折、ここが私の大きなターニングポイントでした。海沿いをドライブしたりThe青春の楽しい思い出もたくさん出来ましたが、辛い思い出の方が忘れられません。
辛くて忘れられない思い出ができたことがインターンを通しての大きな収穫だったと思います。
乗り越えた先で得られた多くの人とのご縁は、自分の宝物です。
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