ファインニードル考
今年(2022年産駒)に出資する機会があったので、ファインニードル産駒を掘り下げて考えてみたいと思います。
文末に、今週のGI阪神ジュベナイルフィリーズに出走するカルチャーデイの可能性を模索しています。参考になれば
ファインニードル自身は28戦10勝でGI2勝(春秋スプリント連覇)したスプリンター。4歳6月にオープン入りし、同年9月にセントウルSで初重賞制覇、5歳は国内無敗(香港2戦は4着、8着)
3勝クラス以上が3頭いて、獲得賞金順にトレンディスター(牝2020生)、エイシンフェンサー(牝2020生)、クルゼイドロスル(牡2020生)の現3歳世代、次に現2歳の重賞勝ち馬カルチャーデイ(牝2021生)となります。
トレンディスターは優先祖先ファインニードル自身となる。新馬勝ち後、1勝クラス2勝クラスは共に新潟の千直という特殊条件のため亜流と捉える。クロスなし、スピードの遺伝が高いサイクルでの種付け(奇×)でよい
まだ8走しかしていないことからも、基礎体力の低さが影響か
エイシンフェンサーも優先祖先ファインニードル自身。芝ダ12で3勝を挙げている。サンデーサイレンスのクロスは活きているが、フォーティナイナーとミスプロのクロスは比較的薄くなる
クルゼイドロスルも優先祖先ファインニードル自身。基礎体力が低いため、十分に間隔を開けてやらないと態勢が整っていない使い方。ほとんど2か月おき。クロスの影響を多く受けそうだが、アルカセット、Mark of Esteemは共にゼロ活性となるためクロスが無効化される。トレンディスターと同様スピードの遺伝が高いサイクルでの種付け(奇×)タイミングであり、スピードに長けてる産駒と言える。よって、すでにマイルの3歳オープンを勝っているが、距離短縮したほうがよい競馬ができそう。徐々に短距離へシフトしていくとみます
最後にカルチャーデイである
もうお分かりのとおり、優先祖先ファインニードル自身となるバランス系でサンデーサイレンス持ちである。スピードの遺伝が高いサイクルでの種付け(奇×)タイミングであり高評価できる。また、今回阪神ジュベナイルフィリーズが阪神マイルともあり、距離適性が不安視されるが祖母のセクシーココナッツは父ダンスインザダーク。言わずもがなスタミナが内包されていて、スピードの高い持続力が期待できる。坂に対する適正も高そうで、時計の速い馬場でスピードを要求される舞台は合うはずで、10番人気前後とあれば期待値が高いと言える
■結論■
①父似(優先祖先がファインニードル)であること
②クロスはないに越したことはない
但し、有効なクロスはサンデーサイレンス
③母はバランス系のボトムライン
4、9、11、13、14、17、18、19、21、31、32、36、42号族
※2023年産駒以降は父が劣性期に突入するため、父似は絶望的になってくる
しかし、アドマイヤムーン自身が母似の馬となり競争実績が中距離でありながら産駒は短距離中心となったように、劣性期となるファインニードルにスピードの高い繁殖牝馬が配合されているのであれば、代表産駒になる可能性も非常に高いことを覚えておきたい