何者でもない者たちの物語:烈火の魔女と本読むゴブリン【目次】【世界地図】
作品の特徴
昔ながらの古典的な冒険ファンタジー小説です。風景描写、人物描写に力を入れており、文章から「壮大な世界を想起させる」「登場人物の驚き・恐怖・喜びを追体験させる」ことを目指していますので、ゆっくり読んでいただければ幸いです。日常を離れ、ロードオブザリングのような重厚な世界観にどっぷりと浸っていただきたいです。
目次
#0.プロローグ
#1.冒険者の街リノン
#2.赤いマントの隻眼の男
#3.ゴブリンからの依頼
#4.風を感じたら、すぐ帆を上げろ
#5.慌ただしい出立
#6.最強を目指すもの、変革を目指すもの
#7.旅路
#8.陰謀談義
#9.狂う予定
#10.魔獣との闘い
#11.敗北と、挫折と
#12.追憶と、現実と
#13.内省と、恥辱と
#14.目覚め
#15.烈火の魔女と本読むゴブリン
#16.生と死を隔てる場所で
#17.ゾニソン台地のホブゴブリン
#18.呪われた地ダネガリスの野
#19.みっつの道
#20.枯れ木の迷宮
#21.生きる意味を与える瞬間
#22.リフェティ陥落
#23.全員小悪党
#24.死せるゴブリンたちとの宴
#25.大魔法使いヤザヴィの遺志
#26.林の書庫にて
#27.兄と弟、そして友たち
#28.作戦会議
#29.王都リフェティ、討ち入り前夜
#30.開戦
#31. 不如意たる(思い通りにならない)現実
#32.急転
#33.謁見の間・ヤースの断崖
#34.<酔剣のザギス> 対 親衛隊長デュラモ
#35.黄金のカエルと絶望をもたらす魔法使い
#36.敗勢
#37.酒は足りているか?
#38.一騎打ち
#39.酒解のフバルスカヤ
#40.底辺の者たちの逆襲
世界地図と時代背景
「何者でもない者たちの物語:烈火の魔女と本読むゴブリン」の冒険の舞台です。
<冒険者の街>リノン[Linon]から、呪われた地ダネガリスの野[Danegalis]を経て、ゴブリン王国リフェティ[Lifety]を目指します。
ここは、文明世界の中心地である中央平原から遠く離れた場所・・・かつて、大きな戦乱を逃れてこの地へやってきた人々の末裔が暮らす小王国・コヴィニオン王国と、いくつかの独立した都市から構成されます。
この地より東は、魔物が溢れる荒野が広がり、人類未踏となっています。
物語がはじまるのは、イザヴェル歴452年---のちに世界を震撼させる暗黒の足音はまだ聞こえない時代です。ラザラ・ポーリンは23歳。
ポーリンはこの地で奇妙な友情を育むこととなったゴブリン王子から、<烈火の魔女>の異名を送られます。そしてこの冒険は、彼女の飛躍の大きな一歩となります。
作品背景とコンセプト
ピータージャクソン監督のロード・オブ・ザ・リング(指輪物語)の重厚な世界観には大きく影響を受けています。日常をはなれ、どっぷりと古き良きファンタジー世界に浸りたい・・・そんな思いを叶える場になればと願っています。
しかし、指輪物語自体は色褪せない名作とはいえ、映画ロードオブザリングから20年・・・決して「今の流行り」ではない作品です。もはや、ファンタジーの主流は「異世界転生」や「無敵系」・・・何の苦労もなく無双するというお話が高い需要を持っています。
そういう時代の変遷のなかで、良質なファンタジー古典の息吹を残していきたいとの思いもこめて、細々と活動していますので、いいねやフォローなど応援いただければ励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。