暗闇から静けさの音がする。これは微かに聞こえる虫の声なのだろうか。
寝るときにハンモックの下にいたトウフは朝起きても同じ場所にいた。近づくと顔を上げ、おなかを見せる。あたたかいからだを撫でながら、「犬と暮らす幸せ」のようなものを思う。
ベッドから起き出したピーターさんがハンモックに向かい、トウフが立ち上がり尻尾を振る。
長いこと夢を見ていた。
前半は妹と一緒に暮らす家を探し、博多駅前に新築でほどよい物件を見つけたというところまでだった。後半は学校のような場所が舞台。参加しているチャットアプリでミーティングの日程調整があり、「参加できます!」と勢いよく答えたら自分はもう抜けているチームのやりとりだったということがミーティング予定時刻の直前に分かり、そそくさと退散。その日はどこかにスマホを忘れており、久しぶりに会う約束をしていたボーイフレンドと連絡が取れず、同じクラスの友達に連絡をお願いしようとしたら彼と彼の友だち一段がやってきて「なぜほったらかしなんだ」と迫られる。その一つ一つがなかなかリアルな質感の夢だった。
一体何の夢を見ているのだろう。夢について書き留めることはあるが、夢診断のようなものはしないことにしている。ストーリーを作らず、ただそんなことがあったなあと受け止める。しかしたまに「この夢は何を意味しているのだろうか」と思うこともある。夢だけに注目するのではなく、現実に起こることをもっと観察して偶然の一致のようなものを見つけてもいいかもしれない。
真っ暗だった空は薄らと白みはじめ、不思議な声の鳥が泣き始めた。2022.2.7 Mon 5:41 Nicaragua Laguna de Apoyo
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