いのちを生きるリフレクションジャーナル実践ガイド:言葉を綴る際の2つの視点
2022年1月、リフレクションジャーナルに関して2つの取り組みを開始しました。
これまで、リフレクションジャーナルの「書き方」については何度かご紹介してきましたが、今日はリフレクションジャーナルを書くときの「視点」についてご紹介したいと思います。
リフレクションジャーナルの書き方についての記事はこちら▼
わたしたちの中に生まれている2つの視点
文章を綴り発するとき、わたしたちの中には大きく二つの視点が生まれています。
一つ目は「自分で自分を見つめる視点」、二つ目は「(自分の中に作り出した)他者が自分を見つめる視点」です。
「自分で自分を見つめる視点」のことを「観察自己」と呼びます。
感情や思考はわたしたちの内側から生まれてくるものでそれらをそのまま表現するのは主観的な視点であり、自分の中に生まれた主観的なものを客観的に見つめる視点が観察自己です。
観察自己についてはこちらのジャーナルでも触れています。
「自分の中に他者の視点を作り出す(持つ)」ことは「内在化」とも呼ばれます。
わたしたちは他者の視点だけでなく社会的な慣習などを知らず知らずのうちに取り入れています。
言い方を変えると、わたしたちは「人や社会からどう見られるか」という視点を持っているということです。
この、「他者の視点」が強いと表現されるものは他人軸(他者からの見られ方に軸足を置いたもの)になり、他者の視点が弱いと表現されるものは自分軸(自分自身の想いや視点に軸足を置いたもの)になります。
どんな視点を持って言葉を綴っているか
ご紹介した2つの視点とその強弱を軸とし、言葉を綴るという行為について考えてみましょう。
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