場作りは、特別な誰かだけのものじゃ無い。たった一人から始める居場所作りをコンセプトにしたコミュニティ「アキボシ」をやる理由。
たった一人からでも居場所を作り始める人たちが増えたら、
世の中に居場所がもっと増えるのではないだろうか。
そんな想いから、”たった一人から始める居場所作り”をコンセプトに、居場所作りに興味がある人同士で、オンライン上で月に1回集まり、学び合えるコミュニティ「アキボシ」をあわひとして作りました。
現在アキボシには10数名の方が入ってくださっています。中にはすでに自分自身で居場所作りをやっているという人もいますが、まだ居場所づくりの経験は無く、何から始めたらいいのだろう?という人も多くいます。そんなメンバー同士で、これまで居場所を作る上で何が大切だろうかと考えを深めたり、実際にオンライン上でワークショップをやってみるといったことをしてきました。
この記事では、どうしてあわひが居場所作りについて学び合うコミュニティを作ることにしたのかという理由について書かせていただきます。
アキボシという名前は、秋の夜空に輝く唯一の一等星、「みなみのうお座のフォーマルハウト」の和名から取りました。
居場所を作り始めることは勇気がいります。暗い夜空に、たった一つでも強く輝く星、そこにみんなの視線が集まるといいという願いを込めました。
世の中には居場所が足りていない。
苦しくて苦しくて、どうしようもなく孤独で、友達から送られてくるLINEのスタンプひとつに繋がりを感じて、心が救われる。そんな感情を知っていますか?
人生の中では、苦しくてどうしようもなくて、ただただ状態が良くなることを待つしかない時があります。そんな時に自分を支えてくれるのは、周りの人たちとのつながりだと思います。
けれども、世の中にはまだまだ居場所が足りていません。苦しい時にそのことを吐き出せる場所。逆に苦しさを忘れて、いつもの自分で過ごせる場所。周りが気にかけてくれる場所。なんでも無いことのように接してくれる場所。
もっともっとたくさんの居場所、それもさまざまな種類の居場所が世の中に溢れていたら、孤独で苦しむ人が少なくなるのではないでしょうか。そのためには、居場所を作り始める人が増えていく必要があります。
居場所作りは特別なことではない。
と、ここまで、少し大げさに表現してみました。
でも、居場所作りってそんなに特別なことでしょうか?
居場所を作る人に特別な想いがあるから、ただの「場所」が、「居場所」になる。あわひとしてこれまでやってきた活動もそうです。けれど、そうした特別な想いがないと居場所を作れないのかというとそうでもないと思います。むしろそうした考え方が、居場所作りのハードルを上げているのではないでしょうか?
本当はもっと気楽に考えてもいいのでは?誰かの居場所になりたいとか、そうしたことは考えずに、ただ自分が楽しいと思える場を作ってみる。そしてそこに誰かを呼んでみる。それを繰り返しているうちに、いつの間にか誰かの居場所になっている。
自分が楽しむことを第一にしていたら、それがいつの間にか誰かの居場所になっていた。そんな流れをたくさん作れたら、居場所は勝手に増えていくのではないでしょうか。
どんな居場所も、最初はたった一人から。
どんな居場所も、「やってみたい」と思う最初の一人がいないと始まりません。そして、その場は別に特別なものじゃなくても良いと思います。
お金を払って、特別に場所を借りる必要もありません。
花見をするから、来れる人は集まって。
と声をかけてみてもいい。
zoomで、ゆるくおしゃべりしましょ。
と、オンラインでやってみてもいい。
大切なのは一人で終わらせずに、ほんの少しだけ外に開いてみることだと思います。けれど、外に開いてみることには勇気が必要です。
呼びかけてみたけど、誰も来てくれないかもしれない。そんな不安で、なかなか一歩目を踏み出すことが出来ない人もいるかもしれない。
だから、”たった一人から始める居場所作り”をコンセプトに、そういった人たちが集まれるコミュニティとして「アキボシ」を作りました。
まだまだ、どのように運営していくのかも定まっていないような、発展途上の段階ではありますが、参加してくださっている方から「実際に自分で居場所を作ってみたいと思うようになった」との言葉もいただき、少しずつ”たった一人からでも”居場所を作り始める人が増えてきているのかなと思っています。
あわひへの寄付のお願い。
現在、アキボシの月に1回の集まりは、オープンミーティングとして、誰でも参加可能です。
開催日については、あわひの各種SNSで告知をしていますので、そちらをご確認ください。(ホームページからSNSの投稿を確認することも可能です)
また、アキボシへの参加は無料となっています。
オープンミーティングに参加していただいた後、興味がある方には、アキボシのSlackへ招待させていただいています。
こうしたあわひの活動は全て、月額寄付・マンスリーサポーターの皆様の寄付によって支えられています。
もしよろしければ、マンスリーサポーターになって、あわひの活動を応援していただければ幸いです。