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2人目出産!無痛分娩の記録②


先日2人目の男の子を出産しました!元気に生まれてきてくれて本当によかった。1人目は普通分娩だったのですが、今回は無痛分娩を選択しました。結果、無痛にしてよかった!!!
でも、産むまでは普通にするか無痛にするかずっと悩んでいました。実際に何が行われるのかもっと知りたかったなという思いもあるので、無痛分娩こんな感じだったよという記録に書き記しておこうと思います。
※個人的な感想と記録です。


①はこちら↓
https://note.com/awachi23/n/nd62c086910af


明後日、入院しましょう

計画分娩になるということでだいぶ前から日程が決まるのかと思っていたら、「状態を見て決めるので」としばらく予定日は決まりませんでした。でも一人目が予定日をだいぶ過ぎて生まれてきたので、今回も予定日よりも遅れるかもなあと私も呑気に構えていたのです。しかし、予定日まで2週間をきった頃、おしるしが。あれ?と思い産院に電話しました。結局その後は兆候がなかったので、普通に次の健診を受けに行ったところ、「明後日入院にしましょう」と!

…おお!!?あさって!!!

思わぬ展開に急いで準備をし、入院しました。前日に背中にカテーテルを入れ、一晩そのまま過ごして翌日9時から陣痛促進剤&麻酔を開始するとのこと。え、背中に管入れたまま寝るってこと???と気が気じゃなかったのですが、そういうものと言われればやるしかありません。硬膜外麻酔を扱える医師が少ないため、その先生がいる日に管を入れるのだとか。管を入れるのが痛いというレポも読んでいたので身構えましたが、私はそんなに痛くなかったです。「お産の中でこれが一番痛いかもしれません」と言われ、またまたご冗談をという気持ち。だったら最高じゃん…!!!そこで麻酔の効きも軽くテストして、問題なく終わりました。

そして管を背中に固定して、点滴も入れた状態で一晩過ごすことに。そのまま寝ても全然大丈夫ですよって言われたけど、この管ずれるんじゃないの?と心配で気が気じゃなかったです。入院もほとんどしたことないから、点滴が入った状態っていうのも違和感があって、これから麻酔入れるんだな…と時折怖くなりました。いやいや、でもあの痛みをもう一回っていう方が怖いじゃん…と自分に言い聞かせつつ、明日はお産だ!と心を決めて眠りにつきました。

いざ!無痛分娩

姿勢が安定せず、浅い眠りを繰り返して朝。5時ごろ、痛みで目が覚めました。管や点滴の方ではありません。…お腹痛くない?身に覚えのある痛みだぞ?としばらく観察していましたが、これはあれだ、と確信。奇跡のタイミングで陣痛が!!!来た!!!明日出てくる日だよーなんて話しかけたから調整してくれたのか?なんていい子なんだ!と感動する一方で強まる陣痛。でもまだ感覚は空いているし、耐えられる痛みだったので、一応ナースコールしましたが予定通り7時半ごろ、分娩室へ向かいました。

でも分娩室に着いてから、徐々にひどくなってくる痛み。見てもらうと子宮口5センチとのこと!前回は5センチ開くまでどれほど時間がかかったことか。経産婦すごい!
…とか思う余裕はそろそろなく、だいぶ痛くなってきました。でも無情にも「すぐには生まれないと思うから、予定通り9時から麻酔開始で」と宣告され。ここの1時間ちょいがきつかったです。腰ひかれるやつキターって感じ。でも幸いにも感覚が5~7分あったので、8時まであと10回くらい耐えれば…!と思い頑張れました。

9時に先生が来て、麻酔投与が始まりました。麻酔と同時に促進剤も入れるから、「こんなに痛いのにまだ強める?鬼!」と心の中で思いました…声に出して叫ばない理性はまだあった。立ち会い予定だった夫が9時半ごろ到着。
麻酔は効いてきて足が痺れている感覚はあるものの、肝心のお腹はまだ痛い。先生ははじめ2回くらい麻酔を入れたけれど、まだ痛みが強いので3回目の追加。量が増えるのは怖かったけれど、助産師さんが「痛いの我慢しなくていいから」と言ってくれたのでちょっと落ち着きました。

10時半ごろピークを超えた感があり、痛みが生理痛の痛いやつくらいに(まだ耐えられる)。子宮口8センチ、でも麻酔が効いてきてほとんど痛みを感じないくらいになりました。今何が起きてるの?という感じ。

そうこうしているうちに、助産師さんから「いきむ練習してみましょうか」と言われました。お腹に力入れてみるけど、ちゃんといきめているのか自分では感覚がなかったです。でも、助産師さんがめちゃくちゃ子宮口を押してくれて、いきんで何回目かでプツッと音がして破水!パンパンに膨らんでいた風船が破裂したような感じでした。ちゃんといきめていたらしい。

先生が来て、いきみ続けるように言われて全力のいきみ!そしたら割とすぐにお尻の方に違和感があって、あ、赤ちゃん降りてきた、とわかって、
もう一度いきんだら、ずるんと、
赤ちゃん、出てきたーーーーーーーーーーー!!!
ふぎゃあって泣いたーーーーーーーーーーー!!!

生まれたてを抱っこさせてもらって、「ああ、生まれてきてくれた!」と思って涙が出ました。痛みがなかったからか、ふにゃふにゃで、でもしっかり手足を動かして大きな声を上げている赤ちゃんを前よりもしっかり感じることができた気がします。感動がぐわーっと来た。上の子に似てるけどちょっと垂れ目で、優しげな雰囲気の子が出てきてくれました。とってもかわいかった。

無痛分娩その後

終わってみると、なんとお産は5時間かからず終わるという結果に。赤ちゃんのタイミングで産みたいという希望も、結果的にはほぼ叶ったと思います。

出産で会陰切れてたけど、麻酔が効いているので縫われるのも痛くありませんでした。結構怖かったのは、麻酔が切れた後すごく寒くなって、震えが止まらなくなったこと。冷たい麻酔薬を直接入れるので、そうなることもあるんだそう。知識としてはわかっていたのですが、実際どうやっても体の中からくる震えが止まらなくて、どうなっちゃうんだ?と不安になりました。湯たんぽ二つもらって毛布かけてもらって、しばらくしたら落ち着きました。夏真っ盛りで冷房が効いた部屋だったせいもあったかも。

歩ける程度まで麻酔が切れてから、分娩室から別の部屋に移動。痛みはなかったものの、体はやっぱり消耗していて、出血もあってフラフラな感じでした。夜は後陣痛がきたけど、前回学習したので痛み止めをもらって凌ぎました…。

でも、総じて本当に回復が早かった!一度経験してるからもあるかもしれないけど、その日のうちに赤ちゃんの顔見に歩いていけたし、夜も産後ハイになりつつも寝れたし、会陰の痛みも比較的少なかったです。

私にとって一番大きかったのは、痛くなかったことでメンタルがだいぶ守られたことだったかなと思います。一人目の時は、あまりの痛みにショックを受け、死を身近に感じ、産後しばらくメンタルをやられていたんですよね。こんな痛いことがこの世にあるのか、死ぬときはこんな感じに痛いのだろうか、死ぬの怖い、でも自分が死ぬより赤ちゃんが死ぬのが怖い、もし何かあって死んじゃったらどうしよう、もし何かあって夫が死んじゃったらどうしよう、みたいな感じで…こうしてみると脈絡ないのですが、私は「死が怖い」というので病んでいた感じがします。メンタルが日常に戻るのにしばらく時間がかかったのですが、今回は自分でもわかるくらい精神的にゆとりがあって安定していました。ご飯美味しかったし、3時のおやつを楽しみに待つこともできました(食い意地)。

家に帰ってからも、心身ともに比較的元気です。二人目っていうのも大きい気がするけど…とにかく今回は、無痛にして良かったなと心から思っています。

個人的に無痛にして良かったポイント!
・痛みのピークを経験せずに済んだ
・陣痛が始まって痛くなってきても、麻酔があるからと思い耐えられた
・麻酔効いても意外とちゃんといきめて、自力で産めた
・赤ちゃんが生まれた喜びを噛み締められた
・心身ともに回復が早かった


無痛分娩を経験してみて思うこと

私は無痛かそうじゃないかを重視してしまっていましたが、結果、やっぱり産院選びが大事だと思いました。無痛分娩の中にも色々な産み方があって、例えば計画分娩じゃなく陣痛がきたタイミングで麻酔を使用する産院もあります。自分がもやもやしない産み方が実現できて、お産に付き添ってくれるお医者さん、スタッフさんが十分に足りていてケアしてくれる産院を事前に選べると良いと思いました。

私は無痛で産めたことに加え、声かけやサポートも含めて今回の産院で産めてよかったと感じました。事前にそういった産院を探すのは難しいですが、経験者の声や口コミはある程度参考になるなあと思います。

産院の方も「まだ無痛分娩が普及していない」とおっしゃっていましたが、やっぱり普通分娩の方が一般的なのが現状だと思います。同じ産院でも普通分娩の方が多いようでした。無痛で産んだって言うと、なんかちょっと楽をしたみたいで心苦しい気持ちになることが今もあります(別に誰かに何かを言われたわけではない)。なんだか、「母になるには辛いことを乗り越えて、頑張っていなきゃいけない」っていう呪いにかかっているんですよね…。誰かに掛けられたっていうより、自分で勝手にかかっている感覚。海外では無痛分娩が浸透しているって知ってても、心のどこかで「痛みを経験しなきゃいけないのでは…」とか言ってくる自分がいるのです。母像への憧れが、心のどこかにあるのかもしれません。そういうものと戦っていく、というか、呪いを解いていくのが、私たちの世代の育児なのかな…などと思ったりするのでした。いつの世代もその世代なりの呪いがあり、いつの時代のお母さんたちもそれを解こうと頑張ってきたのかもしれません。

などと考察してみましたが……

さあ、産んだはいいが、本番はこれからです!二人育児、どうなっていくのか。難しいこと考えてるよりも、楽しんでいきたい所存。子どもたちの今を目に焼き付けながら、日々過ごしていきたいと思います!


ここまで読んでくれた方、ありがとうございました〜〜〜〜!!!(長くなって自分でもびっくりした)


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