目をお金にして職探し。アラフィフ女性がサハラを目指す③
ライター業をキープしつつ新たな収入源を得るため、仕事探しを始めたなべゆか。田舎では人づてで仕事をすることが多かったから、求人を探すのは何年振りやろう? サハラへ行く資金を稼ぐため、ネットで求人情報を検索してみた。
アラフィフの壁?
ネットに個人情報を入力して、いいと思う仕事があればポチッとエントリーボタンを押すだけで希望が出せた。すごいな~と感心しながらも、単発のイベントバイトの求人があったから、さっそくポチッとしてみる。
翌朝パソコンを開いたら、残念ながらうんちゃらかんちゃらと書かれた落選メールが。エントリーも簡単なら、合否通知も超簡単。こんな簡単なこちらの情報だけで落とされてしまうんや…
入力した年齢はアラフィフ。
私がイベント会社で雇う立場やったら、絶対若い子を選ぶよな。そうか、情報から見える私にはなんの価値もなく、簡単に落とされてしまうねんなと、寂しくなった。
でも、若い人やからできることと、アラフィフでいろんな経験をしてきたからこそできることがある。私やからできることもある!
そう思いなおして、求人情報をチェックしまくった。
人間性の壁!?
仕事を今まで通り続けながら仕事を増やすから、あんまり頭を使わなくてもいい流れ作業的な仕事を探した。全然違う職種の方がメリハリもあるし、作業しながら頭でいろいろ考えられるし。そして見つけた、夜のお仕事。
“夜のお仕事”って、なんか妄想膨らむよな・笑 華やかな夜のお仕事には昔憧れてたけど、いざ自分がやるとなると向いてないことがわかってるから、残念ながら却下。夜の裏方の仕事を見つけたからエントリーしようと思ったら、ハローワークの紹介状がないとエントリーできひんとな。
何年振りかにハローワークに行って、書類に記入して登録して面談して、やっと紹介状もらって面接までこぎつける。
いい感じで面接できたと思ったのに、何の音沙汰もないまま日数だけが過ぎていく。書類だけでも落とされるし、実際に会って話しても落とされちゃうんや… 特別な特技もない、資格もない、歳だけはくってる私って、なんの価値もないんやな。ズドーンと落ち込む。
一気に急浮上
そんなとき、携帯が鳴った。急いで電話に出たら、合格のお知らせ!!
「よっしゃーーー! なべゆかはできる子や!!」電話を切ったら声に出てたわ・笑
ということで、とりあえず“夜のお仕事(裏方)”が決まった。