資金集めに仕事探し。アラフィフ女性がサハラを目指す②
アルジェリアのサハラに行くことは決めたが、行くための資金がない。
今までは好きなことをして楽しく暮らすことを最優先にして、お金の優先順位は下の方にあった。
サハラに行く、しかも今年中に。
円安、エアチケットの高騰で、昔旅していたころの金銭感覚とは全然違うらしく、目標金額50万円に設定したら、70万円にした方がいいと毎年海外で過ごしている人からアドバイスされた。
いずれにしても、お金が必要なのだ。
今、私の目はお金マークになっている。
好きか嫌いかよりも、お金。
やりたいかやりたくないかよりも、お金。
とにかく金、金、金・笑
お金目線になると、急に東京がすばらしく輝いて見え始める。
この仕事おもしろそう!
この仕事やってみたい!
待遇ええやん!
ていう仕事がいっぱいあるのだ。
家から通える場所で探すと、そうはいかない。
そのとき、私は勝手にトゥアレグの青年たちと想いを同じにした。もちろん、勝手にだが。
トゥアレグ族の青年
1000年続く塩キャラバンに同行した、デコート豊崎アリサさんの話を聞いた。アリサさんとともにキャラバンに同行した少年たちが成長し、今何をしているのかと尋ねたら、農家さんでアルバイトてきな仕事をしていると答えたそうだ。
彼らにとって、キャラバンはとても大切な仕事だが、現状のキャラバンでは稼げないようだ。でも携帯が欲しい。バイクが欲しい。それらを手に入れるためには、日雇いバイトのような仕事をした方が確実にお金が入ってくるのだろう。
それでもやはり、自分たちの本当の仕事はキャラバンだと言い、キャラバンに対して誇りも持っている。
うんうん、わかるよ。
私だって安房暮らしが最高やと思ってる。
でもサハラに行きたい。
そのためには日雇いバイトのような仕事でも何でもして、確実にお金を稼がなきゃ。
トゥアレグの青年たちよ、うちら一緒やね。
などと、勝手に仲間意識を持つアラフィフである。
お金のことを考えないで見える世界と、お金最優先で見える世界は、同じ世界でも全く違って見えるのだ。
目標のために必死に働くのと、目標はないけど必死に働かなければいけないのとでは、同じ仕事環境でも気持ちが全く違う。
とにかく今はいつもの仕事以外に、必死に働くための仕事を探さなくては。がんばれ、自分!!
古民家改修の材料費や、庭に植える木や種の購入、親子犬あわアスマのご飯代、食べることが大好きななべゆかのおいしいもん代などに使わせてください♥