えっとぶりのTSV
徳島スポーツビレッジ
コロナ禍が始まって3年。全ての活動が非公開となり、練習場やクラブハウスに近づくことも出来なかった。ようやく限定的ではあるけど、公開練習をサポーターが見学できるようになった。この日は2023年8月17日(木)。僕自身3年ぶりの徳島スポーツビレッジ(TSV)。かなりの雨が降ったけど、この機会は貴重だった。僕の中で「行かない」「撮らない」という選択肢はなかった。
まず増設されたクラブハウス。木造二階建て。どこまでも独自路線。徳島の建築設計事務所が携わり、県産の杉が多用された気持ちのいい造形。壁が藍色で塗られて、ここでも「徳島」のアイデンティティが強く主張されている。けれど、全体的に開放的な創りで、オープンさが感じ取れる。この辺りも徳島らしくていい。1Fがクラブ事務所。2Fがカフェテリア。一歩一歩、進んでいく。我ら徳島。
公開練習の様子
前日に加入発表されたばかりの永木選手。早速トレーニングをフルにこなしている姿。プロなので驚きではないけど、即戦力感が漂う。ヴォルティスのゲーム運びに落ち着きと力強さを持たらしてくれたなら幸せです。起用ポジションはダブルボランチの一角なのか。31節のホーム山口戦で答えが分かる。
在籍12年。どんなシーズンも徹ちゃんの姿を見てきた。控えが続く日々でも、腐らず、努力を絶やさない。2014シーズン、スタメンを勝ち取り、鬼神の如きセービングの数々で魅せてくれた。ともに成長し、苦楽をともにしてきた仲間。そんな自然な感情が湧き上がる。俺たちの徹に幸あれ!
正GKはホセ。今季のリーグ戦出場は少ないけど、出た試合で、確実な印象をサポーターに残してきた田中颯選手。ピーコさんが至近距離から放つシュートに喰らいつく姿。キック、セービング、足元の技術。いつか必ず正GKの座を勝ち取るだろう。熱いハートも大好きよ。頑張れ、颯!
改めて思ったこと。西谷和希選手は、トレーニング段階から、あれだけスプリントを繰り返しているんだと。試合で魅せてくれる無尽蔵のスタミナ、切れ味鋭いスプリントは、日々積み重ねる努力と研鑽の賜物。くたくたになるまで走り続ける姿を、次節ホーム山口戦でも魅せてくれるはず。ありがとうございます、西谷選手!
いつも笑顔とユーモアを絶やさず、選手とサポーターを鼓舞してくれる。ピーコさんこと中河昌彦GKコーチ。試合の時は、セットプレーで戦術指示を出すことも多い。よく通る声と関西弁が印象的。ピーコさんも通算の在籍年数が10年を越えるのでは。ヴォルティスの顔だよね。これからも徳島を頼みます、ピーコさん!
前節の栃木戦。81'に交代出場し、何本のクロスを上げただろう。まるで攻めダルマ。決定的な高速クロスを両足でキックし続けた。アベちゃんがSBで先発し、後半にミーニョが入ってくる。そんな布陣が続く。暑い日本の夏もじき終わり、秋がやってくる。フルでピッチを駆ける機会もくるだろう。頼むぞ、ミーニョ!
今季の中盤戦は、太郎+リオのインテルオールで戦ってきた。2017-2018シーズンの姿を彷彿とさせる力強さが帰ってきた。けれど、アウェイ町田戦などはボールロストから被弾するシーンも目立った。流石に疲労が溜まったのだろう。けれど、トレーニングで見たのは、ありえない体勢からターン&ドリブルを繰り出すいつもの姿。残り12節。頼むぞ、太郎ちゃん!
ここしばらくベンチ外が続く玄選手。トレーニングで力強い姿を魅せてくれた。インテリオールをやるためにサッカー選手になったのだろう。強度が上がり、ボールロストが減った。逆に、キープから前へビルドアップする力強さがついた。積極的なミドルシュートも増えた。レーン間で受けて、運ぶ。生まれつきのCMFよね。実戦復帰が楽しみな選手。必ずJ2に残留しよう!
2022シーズンに引き続き、徳島の正GK。ホーム千葉戦では致命的なミスもあったが、これまでの貢献からして、表立って彼を責める向きはいない。もうすぐ第一子が生まれるはず。できることなら、来年も徳島でともに戦いたい。そのために、残り12節、悔いのないシーズンにしたい。頼むぞ、ホセ!
前節からフル出場が続く。後半流石に運動量が落ちるけど、ボールキープ力は衰えない。右SBながら右肩上がりのビルドアップもできれば、中に絞って偽SBにもなれる。運動量のある浜下瑛と組めば、いつの間にかPA付近でシュートを放っている。戦術エウソン。頼むぞ!
割と最近まで、昴大と書き間違えてました。本当に申し訳ない。正しくは、森昂大選手。今季、スタメンの座を勝ち取った選手の一人。ビルドアップの能力もあり、ただのストッパーで終わらない選手。さらに経験を積んで、トップリーグから声が掛かるようなCBになって欲しい。徳島でプロキャリアを始めてくれた選手。頑張って欲しい!
アベちゃんも昨季〜今季スタメンに定着した選手。徳島でプロ契約し、レンタルを経験して帰ってきた選手でもある。3バックでも、4バックでも、SB/CBをこなすユーティリティ性が特徴。私的には、右サイドへ対角線のロングキックでサイドチェンジを決めてみせる瞬間が大好き。小さくまとまらず、さらに成長を遂げて欲しい!
システム変更があり、右SHとして返り咲いた浜下選手。序盤戦は慣れない右SBを必死にこなす姿が目に焼き付いている。4バック化、ダブルボランチ化で改善を図る中で、右サイドに瑛君が帰ってきた。攻撃だけでなく、守備の貢献も高い選手。残り12節。最後までともに駆け抜けよう、浜下選手!
前節の栃木戦で今季初ゴールを果たした。もがいて苦しんだ渡選手が、30節で決めたゴールは、振り向きざまのワンタッチシュート。彼らしい得点だった。ヴォルティスの歴代FWの中で、シーズン最多ゴール記録をもつ。残り12節。渡のゴールでスタジアムを沸かせて欲しい!
若手の居残り練習に付き合う姿。若きFW達が、曜ちゃんの目の前で、シュート練習をするんよ。こんな経験はなかなかない。曜一朗は徳島のために精一杯頑張ってくれている。徳島もまた成長して、曜ちゃんの集大成と言えるようなクラブにならなアカン。互いに価値を高め合える存在でありたい。曜ちゃんから一方的に貰う関係じゃダメなんよ。シーズン最後まで、諦めず、少しでも上の順位を目指す。曜ちゃんのためにも。
注意
掲載した写真は、特に断りのない限り、すべて私が撮影したものです。目的の如何を問わず、無断使用、二次利用を禁じます。よろしくお願い致します。
The pictures shown here are taken by myself unless otherwise noted. Copyright is revered. No secondary use of the pictures are allowed. Thank you for your understanding.