点滅する生活の一部に
もう暫くで彼らの点滅する生活が始まる。
「全部纏めて愛してとは言わないから、よかったらたまにはまた顔見せてください。」
前回の舞台ではそう云って幕を閉じた。
彼らは毎回"また貴方の顔を見れるように"とでも云うかのように次の約束を観客としてから締め括る。
観客がどんなに終わって欲しくないと名残惜しくなっていようと最後には、「また会えるから」という気持ちにさせてから帰る。
その日彼らに逢いに行くという選択した観客全員の感情を取り溢さないのだ。
そんな彼らとずっと一緒に生きていきたい。