フリーランスの先輩、上村毅さんについて
4月にゲストスピーカーとしてライブ配信に出てくれた上村さん。
わたしと上村さんの出会いは10年以上前、某美術会社でのことでした。
上村さんはもうすでに独特の世界観を持っていて、今より熱く激しい感じで面白くて、仕事では頼りになる、そんな先輩でした。
当時はよく仕事終わりにみんなで飲みに行って、上村さん含む先輩たちが激論しているのを眺めていました。
血気盛んだったんですよね〜、みんな。
いつも最終的にはだいたい喧嘩してましたね。
上村さんのプロフィール
デザイン系の美術大学を卒業後、創作活動を始める。都内のアパレル会社、映像美術会社勤務などを経てフリーランスに。 2020年秋、コロナ禍で東京から奄美大島へ移住。
当日のバーチャルライブ配信はYouTubeでもご覧いただけますので、ぜひご覧ください!
自分は絵描きだなと思った(自覚した)朝があった
時間を越えることができた
創作に関しての「渇き」
土さえあれば生きていける
太陽の塔に「あとはお任せしました」と言われた
新しい価値基準の構築
ライブ配信では、気になる名言をたくさん残してくれました。
自分はいま、絵で生計を立てれてはいないけど、もうすでに絵描き(表現者)だったと気づいた朝があった、と言っていたのがすごく印象に残ってます。
上村さんがフリーランス作家になったのは正確には2回目ですが、会社員生活を経験し、仕事を与えられるのはでなく、今後は自分でマネジメントして自分の力量で仕事をしていきたいと覚悟を決めました。
コロナ対策の一環の国の支援もあって、奄美への移住もタイミング良く、奄美での業者さんとのつながりも出来て、今までの経験を活かした現場の仕事ももらえるように。
作家活動としては、作品がどんどんできたら都内での活動も再開していきたいとのこと。
実際、島で倹約生活をしていると適度な「渇き」があり、情報的には潤っていて作品を作るのに良いバランスを保てているそうです。
あと、塔を建てるのは使命なので、最終目的ではないと教えてくれました。
学校に関しては、学校の勉強って無駄だと思っても、言われた通りにやってみること、発信されていることを知ることは大事。自分に関心のないところからでも学びがあると気付けると、好奇心が養われる。学生のうちはやりたいことがなくても動き続けてほしい。と話してくれました。
上村さんは独自の哲学を持っていて、人を巻き込む力がある人です。
あ、でも実際には逆で、巻き込まれる力があるのかもしれません。
アパレル関係の会社に面接に行った時も、上村さんが希望する職種は募集してないのに、履歴書を見て興味を持たれ面接に呼ばれてしまう。とか、イベントで下北で路上パフォーマンス(ペイント)した時に、呼んでくれたデザイン会社の社長が上村さんを気に入り、留学を支援してくれようとしたり、、、。上村さんの魅力に惹かれ、巻き込もうとする人が定期的に現れるんですよね。
今回、ゲストをお招きするライブ配信の初回に、わたしたちが上村さんに声をかけたのも、そういう事なのかもしれません。
上村さんは「理解されないと思い込んでいた」と話していましたが、実際に周りにはサポートしてくれる人たちで溢れていた。フリーランスにとって人脈ってとても大事ですが、仕事上だけの付き合いにならず、それ以上の関係性を築けるのは上村さんの才能だなと思います。
奄美での生活で、地域の方が気にかけてくれるのも、そこでもうすでに自分の役割を持っているのも、上村さんらしいなと思いました。
やりたい事、アイデアを形にしていったり、協力してくれる仲間がきっとこの先も現れるのでしょう。
これからも作品を作りながら、いろいろな話を聞かせてほしいですね。
上村さんのアイデアがどのように形になっていくのでしょうか。
あと、今後どのような事に巻き込まれていくのかも楽しみですね。
引き続き上村さんの作家活動を応援しつつ、巻き込まれてもらおうと思います!
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