生きる力と疎外感。

__________生きる力と疎外感。

「〇〇(私の名前)って、
　　　　勉強はできるけど、生きる力ないよな」

これは私が高校生の時、
同じ部活の部員に言われた言葉。

かなりショックで落ち込んで
今でもずっと覚えてる。

部活の試合で乗り継ぎのための電車を
調べてる時、

私は電車の乗り換えとか、道検索とか
そういうのが苦手だから

彼女は私にこう言った。

確かにそれは生きる力。
生きていくために必要になる力。


この場合は検索力、とかって言うのかな。

多分私にとって調べるのは
やったことがないから苦手なだけで
めんどくさいからやったことがないだけ

たしかに練習したらできることで
気力もあればいいわけで
すぐに身につけられる力かもしれないけれど

その時から今までずっと、
「生きる力ない」って言葉は
私のラベルになった様。

__________生きる力と疎外感。

生きる力がない、

と指摘されたことに加えて

「勉強はできるけど」

の部分がひっかかっていた。

私は確かに高校の定期テストでは
点数がいつも良かったし
評定も高く先生にも好かれていた。

それは少ーしだけ
誇れることにもなるけれども

「生きる力がない」
を前にした時に

何だか一気に無駄なことに思えてくる

「生きる力がない」
の右に出るものは

ないんじゃないかなとか思えるような。

あと、
「生きる力がない」って言われてしまうと
この世界に取り残されているようで

「生きる力」のある人たちに
置いて行かれてしまうようで

疎外感を強く感じる。

外から眺めて何もできない
「生きる力のない自分」

__________生きる力と疎外感。

前々日のnoteに書きました、

生きる力がないと感じた経験は、

この日の出来事をフラッシュバックさせる。

また置いて行かれる
ずっと取り残されていた様で。

__________生きる力と疎外感。

同じ気持ちを持つ人を最近ひとり見つけました。

彼は、あまり大学に行かず
朝起きられず
単位を落とし

学校生活で忙しくしているみんなを見て
置いて行かれている様な気がしてた。

もちろん全部じゃないだろうけれど、
私はその感覚がよくわかるし

彼に仲間はずれを感じて欲しくないと
心の底から思いました。

"大学生に向いてないわ"
そう言う彼に違和感を覚え
ずっと思っていたけれど、

泣いちゃうくらい
彼は疎外感を感じているのでした。

(これはあとからわかったこと↑)

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"大学生は何でもあり"
私は常々そう思っているから、

夏休み前のテスト期間
彼に私はこう言いました

〇〇〇

「大学生にはいろんな人がいて

レポート地獄の人も
テスト地獄の人もいて
土曜日にもう夏休みを迎えている人もいる

チャットGPT愛好家もいるし

課題やりたくなさすぎて
モヤモヤしながらカラオケ飲みに行ってる人も

明日テストやからってオールの人もいるでしょう

私の友達は限界大学生してて
野球見て現実逃避してるらしい。

そこにはいろんな人がいて
いろんな感情があって

とっても面白いから。」

〇〇〇

私は彼の気持ちをよく聞く前に
想像して、
彼が疎外感を感じていると思って、
少しでも"楽"になるように
こんなふうに突っ走って言ったけれど
少し不安になりました。

あってるかなぁって。
私の想像が違ってたら、
何言ってるかわかんない人だなぁって。

そこで少し立ち止まって
"うるさくてごめん"と言いました

そして少し経ってから
なんでここまで話したのか
その意図を伝えるために次の様に言った

〇〇〇

「そしてその"いろんな人"に
ちゃんと自分を含められるように

具体例は必要だと思う
ズームする必要があると思う」

だからこうやって送ったんだよって。

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彼はこの時すでに泣いていて
あんまりLINEで反応できなかったみたいだけど

徐々に

その後のレスポンスで
大学において部外者感を感じていたこと

がわかった。

私の想像は間違ってなかったらしい。

__________生きる力と疎外感。

これはなかなか辛いと思う。

私がそう、感じるから。

色々話した私に彼は

"言いたいことは伝わった

だけどそこまで俯瞰できないなって
そこまで余裕ないなってなる"

と言いました。

これがリアルなんだろうなって
余裕がない時に俯瞰するとか無理難題だよなって

ちゃんと私もわかるよ。
ぜんぶじゃないかもしれないけれど。

みんながこの世界の住人であれるように
同じような辛い疎外感を感じないように

なったらいいなって。

私はずっと思ってる。

以上、ご清聴ありがとうございました

nae'avocado