切迫早産中の目標設定は何にしますか?
もしあなたが、もしくは奥さんが、「切迫早産になって即入院になります」と言われたら、何を考えますか?その状況をどう捉え、それに向けてどのように行動しようと思うのでしょうか。
第一子を妊娠していて34週の検診のとき、私はお医者さんからこう言われました。
「うーん。子宮頸管が短いですね。今日すぐ入院になりますが、ご主人など家族に連絡をとって入院セットを持ってきてもらってください。」
えーーーーー ですよね。頭がパニックになっていました。
「赤ちゃんは大丈夫だろうか」「私は大丈夫だろうか」「夫は大丈夫だろうか」
まず自分に近いところから考えました。うん、第一子の場合ママパパ両方未経験なので、わからないことが多かったので、ネット検索。でも記事を読んでは落ち込みまくっていました。どうしてこんなになっちゃったんだろうと自己嫌悪の気持ちも。
そのあと、少し落ち着いて周りの先輩ママからもアドバイスをもらいました。「34週すぎであればひとまず大丈夫だよ。なんとか退院まで頑張って。」
とりあえず退院までは頑張り、そして極力正期産の時期になるまでは自宅でも安静にするようにという目標を立てたのでした。
(結果論ですが、41週で生まれ、4kgを超えるビッグボーイだったんです・・・)
その後、次男を妊娠時は22週で入院。。
先生から「うーん、子宮頸管が短いですね。入院の手続きに入りますので、ご家族に連絡とってください」
切迫早産経験者だったので、またか・・・という思いでまた入院しました。
前回と比較すると週数まだまだだったので、36週を目標に、1週間ずつ細かくゴールを設定し、過ごすようにしていました。
でも時間の長いこと長いこと・・・
本読んで、音楽聞いて、テレビみて、お料理の本を読み込んで・・・子どものこと考えて・・・ひとしきりやったのですが、もうどうしようもない気持ちしかなく。。
もうなんでもいいから早く過ぎてくれよ・・・と投げやりだったかもしれません。
第三子はなんと17週から切迫流産。またか。。しかも切迫早産。。と、本当に悲しい気持ちでいっぱいでした。まだまだ安静の期間が長く、しかも子どもがいるので自宅安静をお願いしていたからです。入院できればよかったのですが、家庭の事情もあって、できなかったんですよね。
でもこのとき一番ふっきれたんです。
まず1年間のカレンダーを部屋に貼ってみた。
すると、1年間がこんなもんかぁ、と、とても短くかんじたんです。指折り数えていくようなゴールを設定するより、毎日をいかに普通に過ごすか。要は感情の浮き沈みを抑えて淡々と過ごすか、ということに重点をおいたんです。
とりあえず、ゴール設定は36週にして、それまでの残り18週を1週ずつ小さいゴールにしていくのは変わらなかったんですが、あまり日ベースで細かく追うのはやめました。週末にな万が一のことを考えて、その時が来るとすれば、それはある意味私にはコントロールできない領域だし、コントロールできるところを頑張ってしようと思ったんですね。
仕事の延長のような形でラーニングを始めたり、同じ時間に起きて同じ時間に食べ、昼間は起きて勉強とか、この映画見るとか毎日ルーティンをするようにしたんです。あとは、考えないこと・やらないことも決めました。例えばネットサーフィンして不安を煽る記事は完全に見ないと決めました。あとは芸能人のゴシップもぼーっとテレビを見ると目に入りますが、時間の無駄だなと思って、見ませんでした。とにかくゆったり過ごすこと。
あとは、やっぱり睡眠て大事だなーと思って、昼寝の時間を作ったりしました。
切迫早産てママにとって孤独な戦いでもあると思うんですけど、同時に赤ちゃんと過ごせる大事な大事な時間でもありますよね。だからこの期間に赤ちゃんを迎えるイメージとか、この状態・期間だからこそできることとか考えられたら良いですよね。
なんでも不安なことがあったら書いてみたら良いのではないかと考えました。書くって気持ちの整理になるし、思考の整理にもなるんですよね。
(大目標)ゴールとなったと言える日の設定(例)37週0日まで
(小目標)比較的楽に達成できそうな日の設定(例:毎週●曜日など)、自分へのご褒美(例:食事制限のない方はお好きなものを、ある方は食べ物以外のご褒美を)
(この期間が終わったときにこれをやったらひとまずよかったといえる状態を考える)切迫早産のこの安定期間に何をしたらひとまずよかったといえるのだろうか、考えていることはありますか?自分がコントロールできる範囲で考えてください。
(ここに至るまでの過去の振り返り)人生で無駄なことは一度もないという前提を持つと、景色が変わって見えます。パパとの出会い、結婚、妊娠。妊娠自体が奇跡な出来事ですから、立ち止まってゆっくり振り返ってもよいですよね。また、今まで入院歴がなかった人は、切迫早産で入院となると戸惑いも大きいことも当たり前だと思います。
(自分ができること)切迫早産の期間に自分ができることは何だろうか。パパや子どもへの愛情を毎日電話やテキストで伝えてもいいかもしれませんね。
(パパができること)この期間パパにしてほしいこと、パパができることは何だろうか。
(助けを求めてもよさそうな人たち)助けてくれそうな人は誰だろうか。 この機会に甘えてみようかなと思い浮かぶ人を。
というのを書き出してみると、もやもやして言語化できなかったことを言語化できます。
大事なのがこちらです。考えないことを決めること。
(考えないこと)こういうことは考えないようにしよう。(例:自分がコントロールできる以外のこと:例えばすぐに出産状態となってしまうなどのセンセーショナルな記事をネット検索すること)
書いていて思ったのですが、こういうこと決めて実行していくのって実は男性が得意だったりするんですよね。問題解決型が多いし。パパにもお手伝いしてもらってこういう思考の整理をしてもらうのもありなのかなと思いました。
長い戦いになる方も多いと思うのですが、この目標設定を書いておくことで、またそれを更新していくことで、目的がはっきりして、気持ちも安定してくるかと思うので、不安な方はやってみてはいかがでしょうか。
最後に、、
切迫早産のママたち、毎日お疲れ様です。いま体を動かさずとも妊娠というすごい仕事をしているんですもの。十分労ってくださいね。そして赤ちゃんは本当に本当に可愛い!お腹にいるときから、たくさんたくさん愛情注いでくださいね。
この時期を乗り切って、幸せなお産&育児生活になりますように、心からお祈りしています・・・!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?