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週末弾丸韓国旅行記 後編

前編はこちら!
週末弾丸韓国旅行記 前編|ミドリ


8/25(日)二日目

バスチケット発券ミッション

 気合で6時台に起床。身支度をして荷物をまとめ、7:30くらいに宿を出ました。昼過ぎには空港行きのバスに乗るので少しでも行動時間を捻出せねばと思って早起きしたけど、宿の無料朝食が8時からだったのでそれを食べてからでもよかったかな……
 この日はまず、事前に予約していた空港行きバスの発券をすべくソウル南部ターミナルへ。GOTO MALLなどがあるあの大きい高速ターミナルではなく、そこからさらに地下鉄で2駅のところにある別のバスターミナルなので注意が必要です。

南部ターミナル入口

 以前釜山→ソウルをバス移動した際に高速ターミナルを利用したことはありましたが、南部ターミナルはそれと比べるとかなり小規模でローカルな雰囲気です。早速発券すべく端末へ。

トップページがこんな感じなので(乗車前に改めて撮った写真なので時刻がお昼になってます)、右下から日本語を選択
日本語に切り替わったら「予約発券」をタッチし、予約番号などを入力
決済時に使ったクレジットカードを差し込むと
こんな感じでチケットが出てきます。

 てなわけで無事発券できました。よかった~!予約時にQRコードが発行されるEチケット方式のバスだと発券は不要で、乗車時にQRをかざせば乗れるみたいなんですが、今回はそうではないようでした。バスにも確かQRの読み取り端末は付いてなかったような……(おぼろげな記憶)

塩パンと路線バス

 安心したらお腹が空いてきたので、どこかで朝食を取るべくブックマークしていたお店のリストを眺めてしばし考えます。南部ターミナルにも軽食がとれるお店がいくつかありますが、まだ開いていなかったりピンとくるお店がなかったりで今回はスルー。悩んだ結果、パンの気分だったのでジャヨンド塩パンに決めました。ソウル市内に何店舗かありますが、今回は南部ターミナルから恐らく一番近い島山(トサン)店に向かいました。最寄り駅の狎鷗亭ロデオからお店まではおしゃれな飲食店が沢山あって歩いているだけで楽しいです。日本風の居酒屋もちらほらありました。まだ朝だからほとんどのお店が開いてないけど……有名なチュロス屋さんのMinute Papillonなんかもこの通り沿いにありました。次回もっと時間があるときにリベンジしよう。

かわいいディスプレイ

 お店に到着したらまずはキオスク(日本語あり)で決済をし、受け取り列に並んでレシートを見せて商品と引き換えという流れでした。またメニューは塩パン4個入り(12,000ウォン)オンリーという潔さなので、どれを買おうか迷うことがありません。

紙袋もめっちゃおしゃれ

 開店直後だったので焼きたてで、紙袋越しにもパンの香りと温かさが伝わって幸せな気持ちになりました。いのち……
 島山店はイートインスペースがなかったのでどこか近くの公園で食べようかと思っていたのですが、暑すぎて断念。座れて涼める場所に向かうべく、明洞方面に戻ることにしました。今思えば江南エリアでも休憩できる場所はいくらでもあっただろうに無駄な移動をしてしまったな……
 NAVERマップで検索してみるとたまたま1本で行けるバスがあったので、それに乗って明洞へ。バスだと景色を見ながら移動できるのが良いですね。検索してみたところたぶん472番という路線に乗ったのですが、漢江を渡ったり南山をトンネルで突っ切ったりと見どころが多くて楽しかったです。また、そのような特性上停留所が少ないのも快適でした。地下鉄を乗り継いで行くよりも早いし、路線バスをマスターしたらかなり移動が快適になりそうだなと思いました。

韓国は交通費が安くてありがたい

明洞でラストショッピング

 そんなこんなで明洞に到着したので、明洞聖堂へ。

3月に来た時撮った明洞聖堂

 聖堂の地下にある商業施設にちょっとした広場があり、座って休憩できるスペースがあるのでそこでパンを食べることにしました。

地下への入り口

 カフェや書店やセブンイレブン(イートインスペースがあって通路も広くて最高)などがあり、なかなか楽しいです。

食べるぞ!

 セブンで大好きな済州島のみかんジュースを買い、やっと朝ごはん。塩パンは表面パリッと中はふんわりもちもちで、優しい塩気にバターがじゅわっと染みてきて、それでいて脂っこすぎなくてめ~~~ちゃくちゃ美味しい!塩パン好きでパン屋さんにあれば必ず買うんですが、歴代でもかなり上位に食い込んでくる美味しさでした。買うときは正直ちょっと高いな~とか4個は多いな~とか思ってたんですが、食べてみたら大納得でした。ただ1個1個結構ボリュームがありお腹にたまるので、とりあえず2個食べて一旦セーブしました。残りは小腹が減ったときに食べることにします。あとみかんジュースやっぱりめちゃくちゃ美味い。済州島も行ってみたいな……

うますぎて500ml一度で飲み切ってしまった

 朝ごはんを食べていたらぼちぼち繁華街のお店が開き始める時間になったので、帰国前のショッピング納めで服や化粧品を見て回ります。SPAOでくまのパジャマが安くなってたので思わず購入。

Sサイズが売り切れててMを買ったら結構デカかったけど、涼しくなるまで着倒してました

 あとは再度オリヤンを見たりマリテとかマーティンキムを覗いたりしたけど購入には至らず、そうこうしていたら結構時間が経っていたので空港行きのバスに乗るべく南部ターミナルへ向かいます。

清州空港行き高速バス

 南部ターミナルに戻ってきたものの発車時刻まで余裕があったので、ターミナル内にあるくるみ饅頭のお店でおやつ用に一袋購入しました。

袋にリスが描いてあってかわいい

 くるみ饅頭、以前釜山から高速バスを利用した際に休憩で立ち寄ったサービスエリアで食べて以来大好きです。あんこもナッツもベビーカステラも好きなので最高の組み合わせ。
 このお店は黒あんと白あんがあって、何個ずつにするか選べました。ローカルな雰囲気のお店で日本語や英語は通じなさそうだったので、翻訳アプリと身振り手振りでどうにか買えました。店員さんが優しくて本当に助かった……私の韓国語レベルはハングルがかろうじて読める、会話は挨拶と自己紹介程度なら、というくらいのハイパー初級です。
 食べきれなかったら日本に持って帰ればいいやと思っていたのですが、あんこって液体扱いだな……?と気づき、帰りの飛行機に乗る前に食べなくてはならなくなりました。手荷物だけで来ている&昨日美容液のセットを買ったせいで液体用のジップロックがパンッパンなので、持ち帰れない……(無計画)
 くるみ饅頭を食べながらしばし待っていたら定刻の少し前にバスが来たので、予約時に指定していた席に乗り込みます。チケットを運転手さんに見せ、半券をもぎってもらうタイプの乗車方法でした。

車内の様子

 2-1のゆったりした3列シートで、座席にはUSBのコネクタもついています。乗車率は見た感じ半分以下、日本人らしきお客さんも少しいました。座席が広くて快適なのと早起きして朝から動き回っていたのとで昨日からの疲労がどっと来て、乗車中はほぼずっと寝てました。高速道路からだと景色もそんなに見えないしな……
 渋滞や事故による遅延の可能性を考えると空港行きのバスを利用するのは若干の不安もあったのですが、1時間20分程度で超スムーズに到着しました。予約時の情報だと所要時間1時間40分と記載があったのでだいぶ早いです。ググったところ、韓国の道路はバス専用レーンがかなり整備されているとのことでこれは良いな~と思いました。
 鉄道での移動も新鮮で楽しかったですが、乗り換えの手間もなく運賃も安い(鉄道19,400ウォン、バス12,800ウォン)、所要時間もほぼ変わらないのであれば個人的にはバスに軍配が上がるなと思います。大きい荷物がある場合もバスならトランクに預けられるのも利点ですね。

いざ帰国

 そんなわけで定刻より早く清州空港に到着したので、さっさと帰りの航空券を発券します。セルフチェックインの端末もあったのですが、どうやら日本路線は未対応のようで途中でエラーになってしまったのでおとなしくカウンターで発券しました。ちなみに清州空港は前編でも申し上げた通り小さい空港なので、国内線と国際線のカウンターが同じフロアにあります。私はボーっとしていたら国内線のカウンターに行ってしまいスタッフさんにあっちだよ~と促されました。恥ずかしい。
 出発までまだまだ時間があるので、空港内にある韓国料理屋さんで食べ納めをすることにしました。メニューは10種類くらいで、お肉系や辛いものは胃のキャパ的にしんどいかなと思い、マンドゥクッにしました。韓国の汁物あるあるでグッツグツに煮えたぎった状態で来るので、冷めるまでしばし待ちます。

11,000ウォンでした。空港の飲食店としては良心的?

 美味しいけどちょっと味がぼんやりしてるかな?と思い塩こしょうをぶっかけたらかなり良い感じになりました。シメにご飯を入れてクッパにしてしっかり完食した&くるみ饅頭もここで食べきったので、かなりお腹いっぱいになりました。ドカ食い気絶してしまう……

帰るわよ〜

 その後の出国手続きもサクッと済ませ搭乗。韓国人比率がかなり高いのは往路と変わらずです。使用機材も変わらず。まだお腹いっぱいだったのとさすがに疲れが溜まっていたのもあって、バスに引き続き飛行機でもほぼずっと寝てました。

景色を見たすぎて毎回窓側を選んでしまう

 寝てたら成田空港到着。寝起きの回ってない頭で税関の申告書とか書くのってめちゃくちゃダルいですね。行きと同じく電車で帰ろうと思ってましたが、ちょうど良い時間に家の最寄り駅まで行く高速バスがあったのでそちらにしました。電車の倍お金かかるけど、疲れてたので快適さを買うことにします。バスを待っている間に朝買った塩パンの残りを食べたのですが、まだ表面パリッと中はもちもちをキープしてくれていて美味しかったです。帰りのバスの中でも泥のように眠りました。こいつ移動中ずっと寝てるな。明日から仕事なので夜眠れるかな~とも思ったのですが杞憂でした。

総括

成田-清州、結構アリ

 値段に釣られて勢いで決めた旅行だったけど、清州便は個人的にリピありだと感じました。仁川や金浦便と比べて数万円安いこともザラなので、ちょっと遠いのを加味しても安く移動したい派としては今後も利用する可能性は十分あるなと思います。今回の目的地はソウルでしたが、清州は韓国の真ん中あたりにあるので他の都市へ移動する際にも利用できそうです。また、国際線の数が少ないので搭乗や入出国といった諸々の手続きが空いていてすぐ終わるのも快適ポイントでした。
 ただし、空港にアクセスする鉄道やバスの本数がかなり限られているので、その部分でソウル近郊の空港と比べると自由度が低いというか時間に縛られる感覚はあります。空港に早く着いても、暇つぶしできる場所が正直ほぼないのでこの時間が勿体ないなあと思うことは行きと帰りの両方でありました。この辺りは飛行機とバス・鉄道の接続が良くなるか増便してくれたら嬉しいけど、難しいですよね。

2日はさすがに短い

 さすがに現地滞在約24時間だと時間が足りない……!と感じることがしばしばありました。特に今回は移動や空港での時間がそれなりにあったので、活動できる実質の時間はさらに減ります。自分はあまり旅程をガチガチに組むタイプではなく、行き帰りの交通手段と宿だけ取っておいてあとはその時の気分で決める、みたいな旅行をしがちなので、弾丸旅行では無駄を減らすためにもある程度行きたい場所にはあたりをつけて効率の良い回り方を考えておくべきだなと学びました(当たり前)。行き当たりばったりな旅ももちろん楽しいけど、時間が限られている中でそれをやると勿体なさが上回ってしまいますね。あとは終盤疲労の限界が来て帰りずっと寝てたので、元気に限界旅行をするには体力をつけねばと切実に感じました。

 そんなわけで今回の旅行の記録は以上です。今後もどこかへ行った時にはできるだけ書き残しておきたいと思っているので、どうぞよろしくお願いします。