この辺の母に占ってもらった話
先日、地域イベントに占い師の人が何人かいたので、30分1000円のお試しコースを依頼した。
この辺でよく見かけるお母さん感で優勝している人がいて、水晶玉を買え!と言われた場合、特有のお母さん霊圧に私の負け確が目に見えているものの、一番安全そうなのでこの方に占ってもらうことにした。(以下、この辺の母)
他は、値段を3000「縁」という独自の通貨を提示していたのが怖かったし、一番気になっていた熱血系占い師は15分の枠を30分くらいやっていて空きそうになくて、閑古鳥が鳴いていた残り一人はずっと様子がおかしかった。
何かしらの診断が好きなので、占いも大分類で言えば該当するため前から気になっていたが、「館」にお邪魔するのは怖かった。
大勢の人の目があって、しかも安いときた。
私の好奇心を満たすのに、こんなにちょうどいいチャンスは滅多にない。
この辺の母の占い術は九星氣学という方法と書いてあった。(たぶん)
どうしても氣の文字が気になるが、スピ…に入ってはスピ…に従うしかないし、おそらく術式の正式名称っぽいし、氣の文字からは一旦目を逸らして席についた。
私の勘は正しく、この辺の母は本当にこの辺の母だった。
「私はね、こういうので占うんですよ」と見せてくれたのはカレンダー付の手帳みたいなもの。
手帳数冊を駆使して占う術式で、氏名不要で必要なのは生年月日だけだったので、個人情報も私も無事に生還した。
占い結果
見事なお母さん口調でガガガガってたくさん話してくれた。
絶対30分かかってないけど、質問も思い浮かばなかったし、ありがとうございましたと告げて帰ってきた。
最近再開した読書と年齢的な落ち着きにより、幸せに必要な要素とは何か?を掴みつつある今、正直物足りなさはあった。
でも嬉しかった言葉があって、「ちょっとしたことでいいから、新しいことに挑むこと。いつも行かないカフェに行ってみようかなとか、この本読んでみようかなって。これが大事なのよ」かな。
ここ数年の多少お金はかかっても自分の好奇心を満たしてあげよう外に行こう活動を肯定してもらった気がした。
1000円もったいなかったような気もするが、そもそもお試しコースだし、占い受けてみたい!という欲は満たされたので、大満足である。
晴れて、「占い受けたいな、でもスピちょっと怖いな…でも気になるー!」とうだうだしなくても済む身となったわけだが、その系統だとあと手相が残っているので、手相読解師もぜひイベントに来て欲しい。
尚、水晶玉は売りつけられなかった。
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