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スペイン マドリードにて新型コロナワクチン3回目接種

2022年2月11日に1年間のスペインのマドリードへの留学の期間中に新型コロナウイルスのワクチンのブースター接種(3回目)を受けました。

当時のマドリード自治州の3回目接種の状況

2022年2月1日からEUデジタルワクチン接種証明書の有効期間が「最後のワクチン接種日から270日以内」に変更となりました。これを受けて帰国予定時期を鑑みてスペインで3回目の接種を受けることを決めました。

当時マドリード州ではブースター接種が高齢の方から順に行われていて、「80歳以上」、「70歳以上」、「60歳以上」、、、というようにかなり速いスピードで年齢引き下げの連絡が都度来ていました。

ついに「18歳以上」との連絡が来て当時21歳だった私に順番が来ました。在スペイン大使館からその旨の連絡が来たのは2月5日のことでした。

当時の接種対象者と接種条件は以下の通り。

・接種対象者
現在、マドリード州では、同州内に居住している18歳以上の方へのブースター接種が行われています。
・接種条件
(ア) ファイザー社又はモデルナ社のワクチンを2回接種済みで、前回の接種から5か月以上経過している方
(イ) アストラゼネカ社のワクチンを2回接種済みで、前回の接種から3か月以上経過している方
(ウ) ヤンセン社のワクチンを1回接種済みで、前回のワクチン接種から3か月以上経過している方
(エ) アストラゼネカ社のワクチンとファイザー社のワクチンを1回ずつ接種し、2回目の接種から5か月以上経過している方

接種場所は病院やCentro de Saludという保健センターなど複数ありました。

接種予約

予約はマドリード州保健庁予約ページからオンラインで行いました。さぞ予約は争奪戦だろうと覚悟しましたが翌日の予約を取れる程簡単で、希望の日程で予約ができびっくり。

また、Centro de Salud(保健センター)は州内にいくつもあり都合の良い場所を選ぶことができました。

いち交換留学生がこんなにも簡単にワクチンを打たせてもらえることに驚くと同時に感動すら覚えました。

メール内に記載されていた接種当日の持ち物は身分証明書と接種予約表(オンラインで予約した際に発行されるもの)の2点。これに加え日本で2回接種をしていた私は出国前に取得していたワクチンパスポートを持っていきました。

接種当日

少しだけ余裕をもって到着すると、私の前に2人ほど待っている状態でした。私の1つ前だったメキシコからの留学生とお話をするなどして順番を待ちました。

予約時点でメーカーの記載はなく、問い合わせても返事はなかったのですが、入口付近に“SÓLO VACUNAMOS CON PFIZER”と、そこではファイザーのみ接種を行なっていることを伝える張り紙がありました。1回目と2回目にモデルナを打っていたため好条件でした。

順番が来て部屋に行くと先生が1人。身分証を出して3回目であることを伝え、ワクチンパスポートを渡すと「英語わからないよ!」と笑顔で言われ(笑)1回目と2回目を日本で打ったこと、それぞれの接種日を口頭で伝えてデータを入力してもらいました。

そしていよいよ接種。私は椅子に腰掛け、先生は立ったままさらっと打ってくれました。ちなみに日本のようにシールを貼ってくれるようなことはなく、コットンのようなものを渡され「自分でちょっと抑えといてね〜」という感じでした。そして経過観察の時間もありません。なんともスペインらしい笑

すごくスムーズな流れでした。1回目、2回目もスペインで打っている人ならもっと簡単に打てるんだと思います。

接種後の経過

ワクチンを打った後のシールもなければ経過観察もないと書きましたが、それでも全く問題はありませんでした。

副作用としては、接種の24時間後くらいから発熱しました。念の為アクエリアスを買い込み、接種日の後ろ2日を空けておいたので特に問題はありませんでした。詳しい経過は割愛しますが、2回目接種後の副作用に比べればかなり楽でした。

ワクチン証明の取得

ワクチン接種の後は証明書の取得です。接種の予約とは反対に、このワクチン証明取得の予約はかなり取りづらく、当時は1ヶ月弱後の予約をやっと取ることができるという感じでした。

予約はこちらのURLより行いました。

予約を取るのは大変ですが、当日証明書を発行するのはとても簡単で、NIE (Número de Identidad de Extranjero)という番号と携帯番号を伝えるだけです。

接種時に伝えた1回目と2回目の情報と3回目の接種の情報が全てそのNIEに結びついているようで、書類などの提出の必要はありませんでした。そして伝えた番号にSMSでURLが送られてきてそこからPDFで証明書をダウンロードできる仕組みです。しっかりパスワードもかかっているのでセキュリティも安心でした。

そしてこのワクチン証明はiPhoneのウォレットにも追加でき、現在は必要ありませんが空港での入国にワクチン証明が必要だった際にはそのQRコードを出せば通過できました。

3回目を打つ前は日本のワクチンパスポートのコピーを折りたたんで常に財布に入れていたのでデジタル化しているのはとても便利でした。

そしてスペインとEUの旗がかかれていてデザインもスタイリッシュでかなりお気に入りです笑

何より驚いたのはNIEを伝えただけで全ての情報が引き出せるシステム、、、

テクノロジーの使い方が効率的で効果的だなと感じざるを得ませんでした。


以上、スペインでの新型コロナウイルスワクチンブースター接種についてでした!!!


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