termas【名(女・複):温泉〔施設〕、湯治場】- ① Termas de Chaves (シャーヴェシュ温泉)
Olá, bom dia! Como está?
すっかり更新が滞っておりました。🙇🏻♀️
今回は、以前からこれは絶対に書こうと思っていた『ヨーロッパの温泉情報♨️』シリーズの第1回。
日本人なら皆さん、多かれ少なかれ温泉好きかと思うのですが、ポルトガル人の相方には、私の温泉好きは度を越していると呆れられております。😁
温泉はポルトガル語でtermas、フランス語ではsource thermale、ラテン語のthermaeからきている言葉ですが、ヨーロッパの温泉は、日本の一般的な温泉と比べると、湯治場というか治療施設という感がかなり強く、医師の処方箋をもって、数日間滞在し、温泉水を利用した治療を受ける場所という認識です。場合によっては処方箋がないと、目の前に湧き出ている温泉水一滴すら飲ませてもらえません(実際何度か経験)。とはいえ、最近はリラックスを目的として、一般の人も日帰りで気軽に立ち寄れるスパ的要素の高い施設も増えてきました。もちろん私が訪れるのもそういう温泉です。ヨーロッパに来てからもあちこち温泉♨️巡りをしていますが、情報を集めるのも大変なので、温泉が恋しいヨーロッパ在住の邦人の皆様の参考になれば幸いです。😊
Termas de Chaves
シャーヴェシュ温泉 🇵🇹
第1回は、先日訪れたシャーヴェス温泉(termas de Chaves)をご紹介します。場所はコチラ。スペインとの国境まで車ですぐ。街の温泉センターはターメガ河(Rio Tâmega)のほとりにあります。
まず施設に入ると左側に受付ブースが並んでいるので、メニューを選択します。私たちは2泊3日の滞在だったので、1日目は温泉水プール(30分)とジェットシャワー(5分)、2日目は温泉水プール(30分)とヴィシーマッサージ(15分)を選びました。幸い空きがあったのですぐに入れましたが、事前にネットで予約しておく方が確実かもしれません。支払いを済ませると室内ばきを渡され、医師の問診を受けます(処方箋がなくても利用できますが、あくまでも温泉療養施設なので、形式的な医師の問診があります)。その後バスローブとタオルを渡され更衣室に案内されます。更衣室には鍵付きのロッカーがあります。
ちょっと脱線しますが、ヨーロッパの温泉施設では水着着用はもちろんのこと、キャップと室内ばき(ビーチサンダル)の着用が必須のところがほとんどです。持っていなければその場で購入することも可能ですが、いつものことなので私たちは持参しています。あと、マッサージなどを受ける場合は上半身裸にならなければならないので、女性は水着はワンピースではなくセパレートタイプの方がおススメです。
話を戻して、まずは温泉水プールから。1日目は予約なしで訪れたので、一般客用のプールが空いておらず、治療用プールの方へ案内されました。スタッフがついてリハビリを行なっている女性もいました。プールといっても、リハビリやトレーニング機器、ハイドロマッサージ機能がついているもので、私たちもスタッフの指示に従ってプール内を移動します。お湯の温度は35度くらい。特に温泉独特のにおいはしませんが、普通のお湯よりはなんだか重いように感じました。続いて、ジェットマッサージ。いわゆる水圧の強いホースで身体中に温泉水をかけてくれます。気持ちいいけど、あっという間に終わってしまいました。
温泉センターの温泉成分はこんな感じです。
1日目はここまで。物足りない感でいっぱいだったのですが、温泉センターの目の前に源泉を飲ませてくれる飲泉場があったので行ってみました。こちらの源泉温度は73度。コップに入った温泉水を無料でいただけます。温泉成分は写真の通り。
2日目もまずはプールから。今回は前日に予約しておいたので、一般客用の貸切プールでした。大きな窓から見える緑も気持ち良かったです。こちらもハイドロマッサージ機能付き。今回は放っておいてもらえたので、のんびり。同じく温泉水のプールだけど、前日のよりさらっとしているような…。続いてヴィシーマッサージ。マッサージ台の上にシャワーがついていて、温泉水シャワーを浴びながらオイルマッサージしてもらえます。指圧じゃないのでグイグイとしたのではないですが、温かいお湯の効果もあって気持ちいい〜。寝ちゃいそうになりました。本当は普通のマッサージをお願いしようと思っていたものの、空きがなくてヴィシーマッサージにしたのですが、大正解。
シャーヴェシュはソーセージ類が美味しいのでも有名な町です。パステルデシャーヴェシュというミートパイも有名。温泉に入った後、近くのレストランで、シャーヴェシュ名物お試しメニューがあったので試してみました。温泉後で空腹だったということもあり、とっても美味しかったです。
あと、私たちが泊まったホテルは、温泉センターのすぐ近くだったのですが、予約時に申し込めば、温泉センターを割引価格で利用できるようです。現地に着いてからでは適用されないそうです。
確かにちょっと行きにくい場所ではありますが、とっても気持ちいい町でした。
いずれまたご紹介しますが、スペインのガリシア地方の街オウレンセ(Ourense)から、このシャーヴェシュを通って、ヴィダゴ(Vidago)あたりまで温泉地が点在しており、温泉街道とも呼ばれているそうです。ヴィダゴのもう少し南にはポルトガルで一番有名な炭酸水アグアシュドペドラシュ(aguas de Pedras)のペドラシュ•サルガーダシュ(Pedras Salgadas)の町もあります。ヴィダゴも訪れたのですが、またいずれあらためてご紹介します。
それでは今回はこの辺で。Até a proxima!
♨️行き方
ポルト(Porto)から高速バスで2時間20分
♨️情報サイト
Termas de Chaves
http://www.termasdechaves.com
Carvalho(レストラン)
http://www.restaurante-carvalho.com
Hotel Premium Chaves - Aquae Flaviae
https://www.premiumchaves.com/m/
RedeExpressos (高速バス)
https://rede-expressos.pt/en