comboio【名(男): 汽車、列車】
Olá, bom dia ! Como está ?
今回のテーマは列車、comboio(コンボイオ)です。実は私、元鉄子だったりします。ヨーロッパに来てからはなかなか列車に乗る機会もなく…リスボンには味のある路面電車もありますが、そのご紹介は別の機会に。🚃
ポルトガルの国鉄はCP(Comboio de Portugalの略)と言います。ポルトガルにも私鉄もありますが、私が知っている限りではリスボンとセトゥーバルを結ぶFertagusくらい。という訳で、ポルトガルで列車で移動する場合は主にCPを利用することになります。路線図はコチラ。
特急列車はAlfa Pendular (通称Alfa、AF、 アルファ)。Pendularは振り子という意味で、いわゆる振り子特急です(カーブを曲がる際に車体を傾けることで、通過速度の向上と乗り心地の改善を図った鉄道車体)。北部のBraga(ブラガ)とアルガルヴ地方のFaro(ファーロ)を結んでいます。
急行列車にあたるのがIntercidades (IC、インテルシダーデシュ)。ポルトガル各地の主要な街を繋いでいます。
他にInter-Regional(IR、インテル レジオナル)、各駅停車のRegional/Urbano (R/U、レジオナル/ウルバーノ)があります。リスボンからシントラやカスカイシュに行くのはコレです。
AlfaとICには一等車と二等車があります。車内はフリーWifiが完備されており、Alfaの一等車には充電用電源やテレビモニターもあります(ただし番組は選べないようです)。軽食や飲み物が買えるバーもあります(ワゴンでの車内販売はありません)。
ポルトガル語で乗車券(切符)はbilhete(ビリェット)。片道はida(イダ)、往復はida e volta(イダ エ ヴォウタ)と言います。進行方向はsentindo da viagem (センティード ダ ヴィアジェン)。こちらの列車は日本の新幹線のように進行方向によって座席の向きの変更することができないので、切符を購入する際に進行方向の確認をしておかないと、気持ち悪くなったりします(経験あり😅)。
乗車券は駅の窓口、自販機でも購入できますが、CPのサイトで購入することもできます。特にポルト-リスボン間のAlfaは主要路線だけに、ギリギリだと売り切れていることもあるので(これも経験あり😅)、前もって購入しておく方がいいと思います(早期購入割引もあります)。
また60歳以上の方はシニア割引で半額になるので、ちゃんと申告しましょう。長距離だと結構お得になります。
ポルトからワインで有名なドウロ渓谷を河沿いに走る路線では、10月30日までの土曜日と10月10日までの日曜日にRégua(レーグア)-Tua(トゥア)間を一往復、昔ながらの蒸気機関車が走っています。
また、2021年はヨーロッパ鉄道年だそうで、9月から11月にかけていろいろなイベントがあるようで、9月20日は往復1€でリスボン、ポルトの近郊線に乗れる鉄道デー、10月にはポルトガル国鉄165年の歴史展が開催されるそうです。
この夏、ポルトガルの東北地方を旅行してきたのですが、この辺りも10年ほど前までは鉄道が通っていたのですが、廃線になってしまい、バス路線だけになってしまいました。古い駅舎の多くは今はバスセンターとして利用されています。
旧ブラガンサ駅の隣に鉄道博物館(Museu Nacional Ferroviário Bragança)があるので、ポルトガルの鉄道に興味がある方は無料ですし、バスの待ち時間にでもぜひ。
鉄道博物館には興味があるが、ブラガンサまでは行けないという方には、Entroncamento(エントロンカメント)他にも国立鉄道博物館があるようです。
それでは、今回はこの辺で。
Até a próxima! 🚂