歯根嚢胞摘出と歯根端切除術の手術を受けました②
1.歯根嚢胞の直接的原因
直接的原因としては、20年くらい前に前歯が差し歯になり、その差し歯が劣化してきて歯茎との境からばい菌が侵入したのでは、と担当医は申してました。
差し歯にしたころ、特にセラミックはバカ高くて、保険のきく裏側金属の差し歯にしました。
確かにその時の歯医者さんが、20年くらいはもつけど一生ものではないから~と言っていたのは覚えてます。
2.長ーいいきさつ
手術の詳細は①に記載してますが、私のような目に将来あいたくないよ!という方向けに、自戒の念も込めて、そもそもどうしてそうなったのかを長々と書いてみます。
1.子供時代、母の言うことをきかなかった
大人になってずっと後に母の妹とも意見が一致しましたが、私の母は発達障害か何か、かなり微妙なラインにいます。
基本的に人生でほぼ働きに出たことがなかったため、あまり認識されてはいないけど、そう思うと納得のいくことばかり。
幼稚園の頃にはもう、私の母はあまり頭がよくないのでは、ということに気付いてました。
小学生の頃、そんな母が「歯を磨きなさい、歯を磨かないとアイドルみたいな白い歯になれないよ!」と言ってくれてたのに、私の中で母を小馬鹿にしていたので(ごめんなさい)、「芸能人は歯を白くする薬を塗ってるでしょ!」と全然聞いてませんでした。
2.親もそこまで虫歯予防のリテラシーが高くない
口頭ではよく「歯を磨きなさい」と言われてはいたけど、歯を磨いた後にちゃんと磨けているかチェックしたり、虫歯になるとどれだけ大変になるか歯の大切さを具体的に説明されたりということはなかったです。
いとこの家は、ものすごく歯磨きを重要視していて、毎晩ちゃんと磨けているか母親がチェックしてましたが、その子が成人した頃再会した時、全く虫歯もなく歯が真っ白でめちゃめちゃきれいでした。
子供の頃から毎日積み重ねた努力は圧倒的な差を生み出しますね・・。
3.チョコ食べ放題の時代
小学校で両親が離婚した後、私は父方に行ったのですが、離婚したことを後ろめたく感じていたのか、その頃私の大好きなチョコが常に冷蔵庫にありました。
私は毎日のようにチョコを好きなだけ食べて、そして虫歯が一気にできたのです。(そしてニキビも。。涙)
4.乳歯から大事
ちょっと話がそれますが、乳歯も虫歯で失うのは避けなければいけないって、大人になって知りました。
実際9歳くらいの時の虫歯の影響を30年以上たって受けて、実際治療が大変でした。
虫歯で早く乳歯をなくすと、隣の歯との生え変わりのタイミングが異なります。
同じくらいのタイミングであればまっすぐ永久歯が生えるところを、タイミングが違うことで斜めになったりして、磨きにくい場所や虫歯になりやすい場所ができてしまうと行きつけの歯医者さんが教えてくれました。
9歳の時の私に教えてあげたい・・・。
5.前歯の虫歯
話は戻りますが、チョコ食べすぎで、上の前歯は全部虫歯になりました。
これは単なる私の憶測なのですが、前歯が虫歯になりやすい人となりにくい人がいるように思います。
口内乳酸菌の影響とかで虫歯自体にもなりやすい人となりにくい人はいるそうですが。
治療を繰り返しながら、20歳くらいで差し歯になりました。
保険治療での差し歯なので、裏側が金属でした。
6.前歯の差し歯は替えるのにお金がかかる
30歳くらいから通い出した歯医者さんがとても腕がよく、丁寧に治療をしてくれてこの出会いはありがたかったです。
その先生が前歯の差し歯が古くなってきていて状態がよくないから換えた方がいいと言ってくれてたのですが、上の前歯って、4本一緒に変えないと審美的に違和感が出てしまうらしく、見積もりが4本で80万円!
保険が使える裏が金属のものにはもうしたくない、でも80万円はお金がない!
ということで数年ずっと引き伸ばしてました。
7.探したら見つかった差し歯専門の安い歯医者さん
行きつけの歯医者さんは高すぎるということで、差し歯専門の歯医者さんを探してみたら、1軒見つけて、そこだと1本5万円、4本で20万円!
これなら!と思って行ってみました。
その時、改めて前歯周りを見てみたときに、前歯の上の方に腫れを発見。
その差し歯の歯医者さんに何となく聞いてみたら、レントゲンとってくれて、「こりゃまず歯根治療しないと差し歯かえることできないね」と言われました。
8.歯根治療って大ごと
顕微鏡を使ったり専用の機材が必要で、歯根治療って一般の歯医者さんではできないのです。
その歯医者さんでは、大学病院は担当者によってスキルにばらつきがあるからと、歯根治療専門の歯医者さんをお勧めされました。
ですが調べると専門の歯医者さんって最先端の機材があるからか数十万円も費用がかかる。
歯茎に膨らみがあったことが、こんな大事になるとは思ってませんでした。。
結局、行きつけの歯医者さんのところで再度相談して大学病院の紹介状を書いてもらい、歯根治療をすることに。
9.並行して差し歯のことも準備
大学病院の予約はとれるまで数ヶ月かかりましたが、大学病院ではとても素晴らしい先生に担当してもらえて、安心して治療に望めました。
治療で差し歯を外してしまうので、先に型を取るために差し歯のことも並行しないと、と思っているところで、再度差し歯専門の歯医者さんを探していたら、めちゃめちゃいいところがオープンしてました!
最先端の3Dなどの機材を使って差し歯も素材から仕入れているそうで、そこでは1本3万円4本で12万円、コアや仮歯など諸々いれても15万円以下です。
歯根治療では今ある差し歯をはずして、中をきれいにしていくので、根元にあるのう胞ももしかすると小さくなるかもしれない、そうなれば手術はしなくてすむかも、との説明をうけ、手術しなくて済むといいなぁと期待しつつ、治療してもらいました。
10.差し歯をはずしたら隣の歯に虫歯発見
元の差し歯4本を外した際に、なんと、一番端の差し歯の隣の歯の、ちょうど歯と歯の間の表からも裏からも見えない部分に虫歯を発見しました。
実はこの時、私が鏡で見た時に黒いところがあると気づきましたが、差し歯専門の歯医者さんは何も言わなかったのです。
新しい差し歯を入れてしまうとかなり治療が難しい位置だと素人にもわかる場所なので、言わないということは色素が付いているとか問題のないものかと思ったのですが、一応聞いてみたら、「虫歯です」と言われて、ちょっと人間不信になりそうでした。
(このことは後で先生も謝ってくれました)
差し歯専門のところで虫歯の治療はできるけど、保険が使えない、というシステムになっていて、また行きつけの歯医者さんのところへ。
かなり深い虫歯だったらしいですが、完全に死角のところだし、隣の歯を仮歯ではずせる状態で治療できたのは不幸の幸いでした。
自分でもちゃんと確認する、疑問点は何でも先生に聞くことは重要です!
この頃、大学病院、差し歯専門の歯医者さん、虫歯治療のうまい行きつけの歯医者さん、と3か所まわってましたー。
11.経過観察したけれど
歯根治療も終わり、新しいきれいなセラミックの差し歯に変わり、数ヶ月後経過観察したのですが、のう胞は小さくなる気配もなく。
私が手術を怖がっているのは大学病院の先生には十分ばれていて、もう少し様子をみましょうかと。
そうこうしていたら、急に、しゃべったり食べたりするのにも違和感を感じるほど突然歯茎が大きく腫れて、電話したら急患対応ですぐに診てくださいました。
すぐにその場で麻酔して、切って、膿をだしてくれたのですが、麻酔がめちゃめちゃ痛くて耐えられずもう無理って感じでした。
先生曰く、腫れている時は麻酔が痛いらしいです。
ちなみに私の場合、膿が臭いとかいうことはなかったです。
結局こういうことを今後も繰り返すことになりそうなので、やはり手術をしよう、ということに。
覚悟を決めました。。
12.今私が行っているケア
私は昔から歯磨きが下手だと歯医者さんによく指摘されてました。
そんな私もここ数年は本気で虫歯に懲りて、二度と虫歯になりたくない!と一念発起。
歯のケアに手間をかけるようになったところ、最近はきれいに磨けていると言われることが多くなりました!
今私が行っているケアです。
朝は普通の歯ブラシで歯磨き
夜寝る前は必ず
・電動歯ブラシで歯磨き粉をつけて全体を磨く
・4Sの歯間ブラシ
・フロス
・歯の奥まで届く小さい歯ブラシで全体を磨く
+
日替わりで
・歯医者さんでしか売っていない高濃度のフッ素で口をすすぐ
または
・歯周病ケアのデンタルリンスで口をすすぐ
あとは数ヶ月に一度クリーニング(歯石取り)に歯医者さんに通う
歯石や歯茎の腫れ等があるとクリーニングでも痛いことがあるので、
理想はそうならない程度の間隔で通うこと。
私のようにどうしても歯磨きが下手な人は、電動歯ブラシと手磨きと、歯間ブラシとフロスを駆使して死角がないように頑張るしかなさそうです。
ちなみに差し歯は段差があるためどうしても歯茎との間が汚れやすく、毎日フロス必須だと歯科衛生士さんが教えてくれました。
子供のころからこれだけやってたら、大人になってから色々違っただろうなぁと思いますが、私が子供の頃は、虫歯予防の概念もあまり一般的でなかったので仕方ないですね。
他にお勧めのケアがあればコメントで教えていただきたいです!