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ブルガリアンスクワットでわかる歩行能力の低下

ブルガリアンスクワットはベンチに片足をかけた状態で行うトレーニングのことをさし、別名リアフットエレベーションスプリットスクワットと呼ばれます。(姿勢をすべて説明している親切な名前ですが長すぎて浸透していないようです)


このスクワットの特徴は片脚への負荷が高くまた左右のバランスがとりづらい点です。
同じく片脚で行うエクササイズのスプリットスクワットと比べると前に出す軸足への負荷量が10%ほど高くなり、左右のバランスがとりづらくなるため上位互換の種目と位置付けることができます。片脚で行うトレーニングの利点は日常生活の歩行動作に近い形で筋肉へ刺激を送ることができることであり、反対に片脚で行うトレーニングのフォームの乱れは歩行能力の低下と関連づけることができると考えられます。

ブルガリアンスクワットは非常に強度の高いトレーニングであり、綺麗なフォームで行うのは非常に困難です。
股関節を安定させるお尻の外側に筋肉が弱っている場合、写真のように膝が内側に入りやすくなります。
股関節の安定性は歩行動作に大きく影響し、安定性が低いままで歩行動作を繰り返すと股関節や膝関節へのストレスが増大し筋や腱、靭帯などの軟部組織障害を引き起こす可能性があります。
歩行時に骨盤の左右が大きく上下に動く場合はお尻の外側の筋力が低下している恐れがあります。(トレンデレンブルグ歩行)

ボディメイクや体力づくりでこの種目に取り組んでいる方は今一度フォームを確認していただき、筋肉や体の疲労感だけでトレーニングの良し悪しを判断しないようにお気を付けください。

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