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焼菓子工房開業までの道のり⑤不安のもとはガチガチの思考

avec toiです😊

前回、前々回の道のりはこちら💁‍♀️


お菓子の拠点となる物件を紹介してもらった私。

今までやるやる詐欺(言い訳)の決まり文句だった、

「場所がないから」

という言葉は、もう使えなくなりました。



正直なところ、


拠点が見つかって嬉しい!
楽しみ!ワクワク!

という気持ちよりも、


ほんとに私、お菓子を仕事にするの?

開業ってどうやってするの?

会社員辞めて、それでちゃんと生活できるの?

賞とか肩書きとか何もないけど大丈夫?

と、押し寄せる不安が大きかったです。


ぐるぐる頭の中で回っている
ネガティブなイメージ。



私の性格は、

よく言えば、
石橋を叩いて渡る慎重派。

リスクを先に想定して、
それを回避しながら、できるだけ失敗せずに
うまくやっていきたいタイプ。

その性格が役に立つこともたくさんあったし、
今となっては、この性格が悪いもの、とは思ってません。


ただ、



悪く言えば、
石橋叩いて、叩きすぎて、
橋が壊れて渡れなくなって、
「渡れないならしょうがないよね」って
回れ右しちゃう、ただの橋壊し。笑


一歩足を出してみることすらなく、

もちろん向こう岸の世界を見ることもなく、

普通に渡れていたかもしれない橋を、

壊して終わるという。



慎重な性格は、

私にとっては、
自分を凝り固まらせていた一因でもあると
最近になって気付きました。



まぁ、、。

それでも、それがわかっていても、
なかなか性格って変えられないもので💦

今でも基本は、慎重派。

もうこれは私の特技だと思うようにしています😅


でもある日、ふっと、思うことがあったのです。




慎重派の私は、いつも通り、
煮詰まっていました。


考えても、考えても、

最初から上手くいく自信なんてないし、

お金がいくら稼げるかなんて補償もないし、

開業のこととか、菓子製造の設備のこととか、
どう進めたらいいかわからんし、

あー!

もー!

こんなに考えても、

わからんもんは、わからん!!!




そう。

わからん。



もう、わからんのよ。



いや、そもそも、わかるわけないやん。



まだ何にも知らない世界のこと。

わかるわけないやん。当たり前やん。




開業に向けたこれからのことは、
もう頭で考えられる限界を超えていました。


そのことにやっと気づいた。



もう、そうなれば、
開き直り、という状態でしょうか。


そこでふっと、
切り替えができるようになりました。



開き直った私は、
新しい武器を手に入れていました。


「すみません、あの〜、

 ちょっとよくわかってないんですけど…、」


たったこれだけの言葉。

今までも普通に使ってきた言葉。


なんで、これがすぐに言えなかったんだろう。




うまくやらなきゃ

わからないこと解消しなきゃ

生活できるような仕事にしなきゃ



もちろん、そうできるように、
考えること、努力することは大事。


でも、まだ何も始まってないのに、
この先どうなるかなんて、わかるわけない。



ガチガチになるんじゃなくて、

しなやかに、変化し続ける。

わからないことがある、今の自分を認める。

今は、全部わからなくってもいいじゃん。



このゆるさ加減が本当に大切だと思いました。



車窓から見たフランス西部の牛たち
のびのび😊





「ちょっとよくわかってないんですが、、」


この言葉の武器は、この後、

どんどん私の開業までの道を

切り開いていってくれたのです。


焼菓子工房開業までの道のり⑥に続く

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