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◇Christ Church Cathedral*Dublin
元はローマ・カトリック教会とアイルランド国教会双方の主教座だった。
しかし、此処もまた宗教改革以降はローマ・カトリック教会は出されてしまう。市内にはもう一か所古いcathedralがあるが、ここもカトリック教会ではない。アイルランドではローマ・カトリック教徒が約87%存在しているにも拘わらず、中心地にシンボル的な御堂を持っていない不自然さがある。
初めて訪れた2014年9月のcathedral
2年後2016年5月、まだ春の中にあるcathedral
1163年、クライストチャーチはダブリン大司教ロレンス・オトゥール (en) によってArrouaiseの教義に従う修道分院 (Priory of the Regular Order of Arrosian Canons) に変わった。教会はその後宗教改革まで聖アウグスチノ修道会としてその修道院長によって率いられたが、1539年、イングランド王ヘンリー8世はクライストチャーチをイングランド側に引き寄せ修道分院から首席司祭 (Dean) と大聖堂参事会 (Chapter) からなる大聖堂に変えた。
宗教弾圧に等しいこうした変化は、当時の国民にとってどれほど辛いことだったろう。
二回の訪問ともcathedral近くを通ったが(内一回は中庭にまで通ったが)、御堂中に入る気も興味も起らず外観のみの印象。