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日本の東西南北制覇を目指して:波照間島へ⑤枕詞としての日本最南端が溢れた町

 日本最東端の納沙布岬を訪れた時は、日本最東端の郵便局は意識もしなかった。おそらくそれは納沙布岬周辺に宿泊することなく納沙布岬だけが目的で、且つ、通過点だったからなのだろう。
 日本の「東西南北」の内、最南端と最西端は島。
 ポイント(地点)の位置は周囲が海である島と陸地の突端である岬では「最も」が示す場所の包括に違いがある。波照間島が小さな島であったことも影響はしているのだろうが、最南端地点から離れた所に位置する島中央部の公共施設に付けられたいた最南端文字に全くの抵抗がなかった。

日本最南端の駐在所
日本最南端の郵便局
波照間を詰め込んだデザインのマンホール

 日本最南端訪問のみが目的にしては滞在期間は諸事情で長かったが、今こうして振り返ってみても退屈することもなく楽しむ風景に囲まれいい時間だった。

南共同売店

 台風通過地点の場所も考慮しているのか、そもそも住民数の関係かほぼ平屋造りの建物が多い。店舗の看板も目立たせることは優先事項ではない様子で、慣れるまでは飲食店も町に馴染んだ形だけの看板を注意深く探しながら訪ねたりしたことも懐かしい。

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