![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/14917408/rectangle_large_type_2_deccfa2c88195b5ebfe768ac3449f5f4.jpeg?width=1200)
◇Newgrange Ⅰ『ブルー・ナ・ボーニャ』
Armagh から A28-M1-N51 とルートを取り約94km南下、時間にして約一時間で5000年前昔新石器時代の巨大古墳 Newgrange へ向かう。*ダブリンから見ると北西60kmに位置する。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/14938736/picture_pc_84909508f35c3a865b17efcd28197584.jpg?width=1200)
駐車場から移動する途中風景からは、これから見る景色の想像は難しく羊らを遠くに眺め久しぶりの青空も楽しむ。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/14938821/picture_pc_ca90081b3c511ed9b297d6983d2c98fd.jpg?width=1200)
巨大古墳と知っていても、やはりこればかりは実際に訪れなくては全く感覚的にその大きさは掴めない。
外苑部を白い玉石積みの石壁(前方部のみ)と古墳裾部を97個の巨石で囲う。土と石とで造られた直径79~85m、高さ11mの巨大扁平円墳。資料によるとここで使われている土・石は20万トンにも及ぶとある。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/14938945/picture_pc_24b29c305df8685ef8f69333215d471e.jpg?width=1200)
ここは完全に管理され自由な見学が出来ない。センターにて到着順にグループ分けされガイドに連れられて古墳の中へ入っていく。
古墳前の巨石は特別な石ではないが表面中央部に大小5個の連続渦巻文、周囲余白は波形文・菱形文・鱗文が刻まれていた。
巨石背後の入口から羨道(えんどう)がほぼ一直線に奥の玄室まで伸びている(幅約1m・高さ約1.5m・延長約19m)。
また、渦巻文が彫りこまれた巨石と共にこの古墳の特徴とされるのは、冬至(12月22日)前後数日間の日の出直後、入口の上に開けられてた四角い小窓(*写真では人物の上)から射しこむ太陽光線が、羨道を通って最奥の玄室まで照らしだすという現象。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/14939532/picture_pc_b3ae6a32ace5d219384297f4469cb218.jpg?width=1200)
いつもは漆黒の闇にある墓室内部が真っ赤に輝き、その神秘的なページェントは約17分間続くという。加えて、その日の夕日は、外縁部を巡っている巨石群のうち入口の真反対側にある巨石(渦巻文と菱形文が彫られている)が、冬至の夕日を真っ向にあびて輝くという。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/14940295/picture_pc_e7d65bd08a2f387d22768d02984723bc.jpg?width=1200)
あまりにきれいに整備、復元されているため一見公園のようでもあるが、この丘が醸す空気は思い込みからくるものだとしても神話が生まれても不思議がないように感じられた。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/14939678/picture_pc_d6874e797ae2810d5a270f333419a192.jpg?width=1200)
巨大古墳から見下ろした所に、如何にもケルト文化石積みと皆がイメージするままの風景があった。