Edinburghから始まるスカイ島アイラ島17日間:⑦Victoria St とスコットランド国立博物館
Edinburgh Castle を出た後、通りとしてその全長は短いがどうしても寄りたかったのが Victoria St だった。
Old Town 全体が彩度も明度も低い街並みの中で Victoria St だけがまるで別の街のように、或いは映画のセットのように全く違う表情をしている。
Victoria St は19世紀に Edinburgh中心部を再開発する過程で造られた。
元々は写真でも分かるように古く狭い路地だったこの通りは、そもそもEdinburgh のヴィクトリア時代建築スタイルを反映していた。
ヴィクトリア時代には、街の景観が豊かで装飾的だったため、この通りにも色彩豊かな建物を、と今に至る経緯があるそう。
Victoria St は計画通りに観光化に成功しているが、其処に展開している店は観光地土産とは一線を引いてデザイン性ある品を扱う店舗が多かった。
Victoria St のウインドウに飾られていたTシャツをパートナーガ好きな色も色展開の中で択べたこともあって旅行記念に購入。
David Fleck 氏は建築のバックグラウンドを持つアーティスト。複雑なイラストを通して遊び心と想像力に富む物語る作品を制作。
彼へのプレゼントだけでなく、自分用にTシャツというよりポスターとしてもう一枚買っておくべきだったと後悔。
高低差ある道路が街中に在るのも Old Town の景色。
休憩するお店を探しながらロイヤル・マイルを離れ、スコットランド博物館方向へと散策した。
紅茶の国であってもコーヒーショップが圧倒的に多いが、それは店構えだけで店内では日本と違い紅茶をオーダーしている人が必ずいらした。
この日も流石に茶葉では提供されなかったが、一人では多過ぎるほどポットたっぷりの紅茶をいただく。
スコットランド国立博物館(National Museum of Scotland)概要:
スコットランドの歴史、文化、科学技術など多岐にわたる分野を網羅するスコットランドを代表する博物館。設立は1861年「スコットランド博物館」として始まり、2011年大規模な改修を経て現在の名称となり展示内容も一新された。
博物館は Edinburgh市内ジョージ四世ブリッジに位置し、その建物自体が歴史的価値を持つ美しいヴィクトリア時代の建築。
収蔵品はスコットランド国内外から集められ、特にスコットランドの自然史や考古学的な発見、産業革命における進歩、さらには世界的な歴史的遺物が展示されている。
博物館での時間を振り返ってみると二人して一番丁寧に見て回ったのは歴史関連だった。今になって、スコットランドを形成した地形の変遷を中心とした自然史をもっと見るべきだったと残念。
大英博物館とは規模は比較にはならないが、それでも、とても一日では全てを見ることは出来ない。興味深い博物館で十分に楽しめた。
写真を撮るだけが観光ではないので、是非、お時間許す日程であれば足を運んでください。