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前回の未消化事項回収旅行・沖縄:②二回目の訪問中城城跡
タイトルにある未消化事項は、前回時間の関係で実現しなかった久高島訪問だった。
沖縄の訪問で幾つかの御嶽を回った時に感じたことは、事前に御嶽と知らなかった場合は見落とすかも知れない所があったこと。
沖縄の歴史も詳しくない者が浅い知識で久高島訪問をしても表面だけになりそうで久高島行幸コースの案内も予約し準備していた。
残念ながら前日の60㎜を超える大雨の為、当日朝に久高島訪問はキャンセルになった。
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前回、中城城跡訪問は閉園間際の入園と夕暮れ迫った時間で気付いたハブ注意の立て看板に驚いた為に満足に見て回ることが出来なかった。その意味では此処も未消化事項に加わっても差し支えないかもしれない。
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かなりの大きさと目立つ場所に位置しながら、前回の訪問では二人共写真を撮っていなかったカンジャーガマ。もしかすると一時的にカバーがかかっていたのか。
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背景に在る稜線を目安に比較して欲しい。
栗石をはじめとして数字が貼られていた石垣を形成する石も本来あるべき場所へと帰っていた。
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右側のソテツを目印に視線を奥に移すと2年の時間が流れた城壁は姿を変えていた。
2年前の姿を明確に覚えていた訳ではなかったが遠目に白く浮かび上がっている箇所が以前とは異なることを知らせてくれ、無意識に写真を撮っていた一枚。
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奥の城壁は内部の栗石が見えている。崩れかけた城壁を見たことはあってもこのような形成途中の城壁を目にするのは初めてだ。
2年間の短い時間に至る所に手が入り復元が進んでいることは比較材料がある再訪問だからこそ分かること。
今は白く浮いてしまっている城壁の穴埋め場所は、今でこそ新しく映るがこの先100年200年と経過した時には周囲と馴染んでいるのだろう。根気と計画性がなければ頓挫する大規模修復も未来の為と考える時、その進捗に光が射すよう。
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既に中城城については復習した筈だったが、それを踏まえても再発見は多い。全体像を知っていても、その城の雄大さと優美さの融合に魅せられる。
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本土においても山城は存在し昨年の鳥取観光調査(マガジン記録済み)でも二か所の鳥取城と米子城を訪ねたがその在り様が全く異なる。
今回記録にあたって下記のサイトに出会い、その記述確認の為に三度目の中城城跡訪問がありそう。
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今回は時間には問題は無かったのだが、訪問時から既にいつ雨が降ってもおかしくない天候だった。写真撮影の為にそれでも傘は持たずにレインハットとレインコートで見て回る。三の郭に辿り着いたところで耐え兼ねたように雨粒が落ち始めた。
梅雨という季節の影響か訪問者は私たちの他に2組。団体組は早々訪問を済ませていき、お陰で人払いをしたような写真撮影が出来たことは有難い。
青空を背景にした写真撮影をいつか叶えたいと、また、沖縄に課題を残す。