倫敦:London21 アフタヌーンティー
「アフタヌーンティー」をタイトルとすると如何にもインスタ女子のようでしっくりいかない、溜息。実際インスタにアフタヌーンティーをUPするとその系の人からの「いいね」が多く、なるほどこの「アフタヌーンティー」Wordは歪みを呼ぶ。
日本ではどうも紅茶の位置が狂っているとしか言いようがない。
London17でも触れているように日々が紅茶生活。職場では流石にリーフティは無理な為ティーバッグを使用するが、それでもやはり紅茶。
加えて、365日白米を食べなくても平気。高校時代からお弁当もサンドイッチ(自家製)が多かった。サンドイッチと紅茶とチーズ、ハム・ソーセージがあれば毎日同じでも「お味噌汁とごはん」の関係と同じで飽きることはない。
その私が本場でアフタヌーンティーを楽しむ希望はそれほど逸れてはいないのではないかと自身では考えての行動だ。
当初候補はHotel the Savoy 、Shangri-la、Fortnum & Mason、とあったが時間が合わないまま帰国日が迫ってきた。
大英博物館の周囲を散策している時に「The Montague on the Gardens」に引かれる、惹かれる。決して目立たない。京都の間口が狭いが奥行きがある建物に似て中は想像出来ないが、此処へ決めた。*Montague st.
茶葉を決めるところから始まるのはどこも同じだが、此処では茶葉そのものが出され香りも確認できた。写真にあるようLibertyで購入したServing Matがテーブルで使われている。
予約も無しの飛び込みだったにも拘わらず、とてもご丁寧なサービスを受ける。サンドイッチのおかわりをどうぞ、と云われた後、いただくと本当に美味しいこと。どのプレートも美味しくいただいたが最後の(アフタヌーンティーは下段サンドイッチからいただき最後に最上段ケーキの順)ケーキが予想を超えてアメリカスイーツ並みの甘さに文字通り閉口しそうになる。
クロテッドクリームが好きなのだが、日本ではあまり手軽にどのお店でも買うことが出来ない。幸いというべきかバター好きの彼はバターより塩分が少ないこのクリームは興味がないらしく、彼の分までいただき美味しくスコーンを味わう。大英博物館で疲れた後でもあり、心地良い時間を過ごす。
結果としては観光客で混み合っていたかもしれない知名度が高い所でいただくよりも、静かにそれも美味しくいただくことができた。
おまけ:
予約がなかった私たちは彼だけがホテルフロントに利用可能かを確認に一人入った。その後外で待つ私に「大丈夫らしいよ…」と話していたところをホテルの人がご覧になっていたらしい。
帰り際に日本語で「日本の方ですか?」と声をかけられる。(一応ホテル内では英語でコミュニケーションはしていた。)理由は上に書いたように久しぶりに日本語が聞こえたからだそう。
日本の国立大学をお出になられた後、ロンドンの院で勉強されそのままロンドンに残られた。彼のご厚意で客室を幾つか拝見させてもらう機会を得る。
一部屋ごとに内装のコンセプトが違い、どの部屋がよいのか迷うほど贅沢な設えだった。
大英博物館お隣り、近くにはロンドン大学がある文教地区で静かな環境。
地下鉄「Russell square」までは200mほど、治安も良さそうな所だ。ロケーションはとても良い。是非、ロンドン滞在候補にお入れください。