15.ポサーダ「Loios」
ポサーダには4種類ある。
Historic: 古城や修道院、要塞などの歴史的建造物を改装した建物。特に伝説や伝承の舞台となった美しい場所に建っており、歴史が感じられる。
Historic Design: 古城や修道院などの歴史的建造物を改装し、歴史ある雰囲気と現代の美意識や快適性を共存させた新しいタイプの建物。文化遺産修復に従事する一流の施工者が手がけている。
Charm:我が家にいるような家庭的な雰囲気と、そこに流れる暖かい空気と時間を楽しむ。快適に細やかなおもてなしが魅力といわれる。
Nature: 景勝地や壮大な自然の中に建てられたポザーダ。
私たちが宿泊した「Loios」は「Historic」にあたる。リスボアから約150km東に位置するエヴォラは旧市街地全体が世界遺産に指定されており、そのほぼ中央の小高い丘の上にあるLoios修道院を改装している。目に見える物、手に触れる物、何もかもが歴史を感じるところだった。
ポルトガルの内陸地まで移動し唐突に目の前に神殿が現れ驚く。日本と違い地続きのヨーロッパは土地が歴史に洗われ、或いは幾重にも地層をなしている為このような歴史の見本市の様な風景を見ることもある。
このディアナ神殿は2~3世紀にローマ人によって造られ、奥にカテドラルが見えるがその間の建物がLoios修道院と教会。神殿の存在で解るようにロケーションとしては何も問題がない一等地。
既にお気づきの方がいらっしゃるだろう。このnoteのロバがいる表紙はLoiosの回廊写真を使った。二枚の写真は同じ回廊を双方向から撮影した為、この「15.ポサーダ」の回だけが二枚同時に見えいつもとは違う。次をUPするまでの短い眺め。(*因みにロバくんはアイルランド生まれ。)
又、magazine「映画」の表紙はLoiosの夜のロビー風景。magazine「よみびと知らず」はLoiosの中庭。