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◇Dublin 散策Ⅲ じゃがいもと傘
年間最高気温が20℃に滅多に届かない地方の農業は制限があるのだろう。
北アイルランドは小麦生産地に入っているが、同じ島でもアイルランドは含まれていない。アイルランドは微妙に生育に必要な積算気温が届かない。
2014年 717,000t の小麦生産。同年フランスでは 38,966,600t とかなりの生産高に開きがあることからも農業事情が垣間見える。
気候と土地から考えられるのがじゃがいもの生産。
単にフィッシュ&チップスの存在としてではなく、実に料理全般によく使われていた。
スープは何処でいただいても美味しさに外れることがなかった。
日本のセットにある形だけのスープとは違い、少し大きめのコーンフレークスをいただくような器にたっぷりと盛られ、必ずパン(ソーダパンが多かった)とバターが添えられる。当初はスープだけオーダーしては失礼かとメニューを追加していたが、周囲ではスープ単品の人が多いことに気付く。以降は、気兼ねなくランチにスープだけをお願いすることが多くなった。
タイトル写真はスーパーの外から陳列を撮った為ガラスの反射で見辛いが、日本ではさしずめお米10kgが大量に置かれている感覚か。*このお店だけの陳列風景はではない
観光客が多い通りにポツネンと在った。
アイルランドに限らず、ロンドンもそうであったように折り畳み傘を予報に応じて準備する日本とは違い、少々の雨では彼らは動じない。ハイヒールを履いた女性でさえ小走りになるといい方。
よく見かけたのは、「フードをちょこんと被る」ただそれだけ。
確かに、日本のように長雨にはならないことが多い。一日の中で短い雨が何度か降ることもあった。雨の降り方にも場所によって変わり、それは雨を含む風景も変えていく。
ナンバープレートが付いた古本屋さん台車。走行中の姿を見たかった。
世界遺産や名所旧跡を巡らなくとも、初めての街は歩くだけでも楽しい。
寧ろ、見なくてはいけないという縛りがない分、反対に視野が解かれアンテナにかかる物が多くなる実感。