12:Kauai④ 至福の瞬間
チェックインの此処でも訛りが強くありふれたおきまりの手続きが聞き返し多く、とうとうスマートフォン翻訳を使いながらとなった。ホテルフロントで苦戦したのは初めてである。
ともあれ、レンタカー手続きとフロント手続きが終わりここからはリフレッシュの時間だ。
カウアイにはマリオット系列ホテルが二か所ある。私たちが利用したのは空港から車で2~3分ナウィリウィリ港に面するカラパキビーチに位置するリゾートホテル。此処は客室が約350室大型ホテルに属するが、この長い廊下も照明やインテリア、花などで無機質感も閉塞感もなく部屋へエスコートしてくれた。
部屋に入り海に面した側のカーテンを開けるとこの風景が広がっていた!
トップの写真はマリオット公式H.P.からお借りした。念のためこの風景を他も確認すると旅行会社が宣伝に使っている風景だった。
本当に至福の瞬間。
場所移動せずとも部屋のカーテンを開けると、この景色が広がる。見たい時に飛び切りの風景が其処に在ることはもう十分に贅沢。
思わず「私、もうホテルから出なくても過ごせそう」と云ってしまった。
一年に一二回海外へ出る私たちは毎回このクラスに宿泊する程経済的に余裕はないからこそ、時折の贅沢が予期せぬサンタさんからのプレゼント級となる。ハレとケは必要。
ホテルは決して新しい建築では無い為、多少の古さは見受けられた。けれども、それらが問題にならない程見飽きぬ眺望が部屋の窓の向こうに広がり、ホテルで働く方々の笑顔や明るさは滞在を心地よく支えてくれた。