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倫敦:London 7 Hyde Park
総面積350エーカー (1.4 km2) 、ケンジントン・ガーデンズ275エーカー (1.1 km2) と合わせると625エーカー (2.5 km2)の広さがある。サーペンタイン・レイクにより敷地は二分されていることは次の地図が分かり易い。
日本の新宿御苑を調べてみると広さを「ha」で表記されはぐらされた感があるが、ハイドパークと単位を合わせると0.583㎢と比較にならない。比較対象になるのはニューヨークにあるセントラルパーク3.41 km²。
同じ都市型公園と云っても日本とは面積比較以前に新宿御苑にそこそこ広さがあったとして此処は入園料と取る。解放されているとはいえないだろう。方やこの広大な面積を持つハイドパークは街と境界線を設けず公園内を自由に通り抜け可能で街の中に溶け込んだ存在だ。勿論、入園料を取らずとも公園は完璧に整備され不快な所はない。
南のケンジントン・ロードから北ベイズウォーター・ロードへと行くために敢えて公園内を通り抜けた。公園滞在を目的としなかったことが本当に悔やまれる。
リスがあちらこちらで散歩。
馬調教用エリアもある。
郊外の森へ来ているのではない。
ヨーロッパで写真を撮る際は比較対象物があってその被写体の大きさを理解してもらえる。この木々の時間経過を感じる幹回り。
先達て又も住んでいる街の街路植栽を発泡スチロールでもカットするかのようにチェーンソーで無残に揃えているところに遭遇。日本では木々を自然のままに育てる意識は少なくとも都会ではほぼない。
まるで映画のワンシーンに入り込んだ静謐な風景を、短い通り抜けであっても見ることができた。
もしロンドン滞在時、天気に恵まれる日(ロンドンでは『雨ではなければ』の意)があるようでしたら、「此処がハイドパークね」とスタンプラリー的な訪問をせず、ゆっくりハイドパークで時間を感じてください。