倫敦:London18 Liberty
老舗デパートの一つと見るか、「Liberty Print」のLibertyと捉えるかは興味の対象で分かれるところ。私は、後者で此処を訪れることが大英博物館並みに楽しみだった。
テムズ川沿いの散策からリージェントストリートを抜け、グレート・マルボロ・ストリートに辿り着く。
日本では消防法が壁となり商業施設でこのような5階建て木造建築は望むことが出来ない。贈り物の「パッケージ」が素敵過ぎることにも似たLibertyの「箱」である建築も又とても興味深い。
「テューダー・リバイバル様式アーツ・アンド・クラフツの建築物としてはロンドンで最も代表的なものの一つ。イギリス第2種指定建造物 (Grade II listed building) に指定。エドウィン・T・ホールと息子エドウィン・S・ホールの設計で1924年に建てられ、使用された材木はイギリス海軍軍艦「インプレグナブル」「ヒンダスタン」に使われていたものを流用。」Wikipedia引用
写真からも解るようにアトリウムを囲むように商品は緩いエリア縛りで陳列されている。ガラス天井と木製のバルコニーからの採光のみで本来なら煌びやかさからは遠い筈が反対に品々を引き立てていた。
(Ginza Six は一見似たようでその趣は全く別物と、ふと頭をよぎる。)
ディスプレイの見事さ。商品を入れる紙箱さえ並んだクレヨンのよう。
実は此処にはこの日とロンドンを発つ最終日の二回訪れた。
理由は次の写真。
かなり大きな額だった為、一日目は持ち帰ることが困難かと諦めたがホテルへ戻っても諦めつかなかった。このうさだけではなく、どの動物らも貴族に扮しているのだ。イギリス此処でしか手に入らない。
もう一度訪れ、担当の方に尋ねたがうさぎに関しては在庫が無く壁の展示品しか現在は無いと云われ、やっと諦めるしかない。
おそらく、またLibertyには来れるはず。今回購入できなかった品は次回の楽しみとなる。
日本へ連れて帰られたのは、アーティチョークを耳にしたうさのランチョンマット。(*Serving Matと表現した方がよいのか、木製。ご覧の通りそれほど大きくは無い為、朝食用或いはお茶用か。このシリーズも動物によって体の一部になる植物は種類が変わる。)