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11:Kauai③ Lihue Airport~Hotel
トランジット後目的の島に到着して先ず行動に移す事項はレンタカー手続き。個人旅行の為、当然迎えと共に皆と一緒に連れられてホテルへ行くわけではない。先ずは足の確保となり、事前に予約していた手配車の受け取りを行う。カウンタ手続きは何となく流れでいつしか彼の担当が続く。今回はいつもより時間がかかっていることが気になっていた。
カウンタから離れ次の担当者に車へ案内されながらの会話で先程時間がかかった訳が解った。訛りが強すぎて聞き取れないのだ。二人とも英語は得意ではない。専ら私が聞き役、彼が交渉役と二人で一人の英語レベル。それでも、これまでの旅行では困ったことは生じなかった。日本国内でも方言はあり、致し方ないことで対処していくしかない。
ホテルは空港から数分の距離にあるマリオットリゾートホテル。
敢えて車が映り込んでいる写真を択んだ。そうでもしなくては、この育った大木とホテルの建物の関係が伝わらない。
この立派なホテルエントランスに何故かあまりにミスマッチなにわとりの姿。この件は、後程。
このエントランスでスーツケースを預け、フロントカウンタを探す。この広く開放的なエントランスは両サイドにデスク等があるが単に玄関に過ぎない。
エントランスから続く長いエスカレータを下った場所にフロント。
このエスカレータも中央に手入れが行き届いた植栽があり日本とはスケールが違う。小説「雪国」的だと、この舞台装置が見えた。長いトンネルではないが長いエスカレータを抜けると非日常が始まる。
フロントで手続きをしながら印象的だったことは、かなり高齢のご夫婦のお姿だった。お召し物、立ち居振る舞いから恵まれた層の方々とお見受けした。その日受付ではそうした方々が二組おいでだった。アクティビティなど求めてはいらっしゃらず、おそらく避寒地としていらしているのだろう。お互いを労りあうようなお姿が美しかった。私たちも80歳を過ぎた時にまたここへ懐かしく来られるとうれしい。