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Happy Holidays

 これまでの旅行ではクリスマスイヴに日本を発ち、日付変更線を超え同じクリスマスイヴにハワイ諸島に到着する日程ばかりで、少しばかりプレゼントを多めにいただいたようだった。だが、今回はクリスマスイヴにカウアイ島を発ち(=イヴを楽しまない内に)クリスマス当日のそれも夕方に成田到着、と理不尽。
 まるで練習無しにクリスマスの主行事の一つ聖劇に立たされるような感じだった。

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 それでも、アメリカのクリスマスシーズンを十分に楽しんではきた。
 アメリカと日本の比較全体の印象では、日本は意味なくクリスマス色が強過ぎる。過剰なクリスマスソングに、プレゼント準備の押し付け。つまりは、商戦の為だけに煽られている11月からの張りぼてクリスマス。

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 カウアイでのクリスマスは実に控えめ。
 一番の違いは「Merry Christmas」の言葉を使わないこと。
 多国籍・多文化のアメリカであるからこそ、キリスト教の祝いである「Christmas」は基本的に使わない。12月25日がアメリカの祝日と重なることもあり、「Happy Holidays」の言葉が殆どの中で使われていた。
 流石にホテル内はクリスマス一色で華やかではあったが、先に触れた部分は控え目 に演出されていた。Have a holly, jolly Christmas! の中の韻を踏んでいる「holly・jolly」のおそらく Joy の言葉が頻繁に使われていた。

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 今年2月に訪れた時とクリスマス時ホテル内の違い、以下写真:

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*エントランスからロビーへのエスカレータ

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*ロビーホール

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*プールサイドレストラン

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*ロビーからプール・海へのメイン廊下

 緑豊かなマリオットホテルには既にクリスマスカラーの緑は十分に存在している。後は赤を効果的に差し色にすることでクリスマス演出は仕上がる。
 ポインセチアは至る所で大活躍していた。
 日本ではクリスマスから一夜明けると正月商戦に早変わりしたが、キリスト教圏ではこのクリスマスツリーは年越しても飾られている。
 キリスト教でもプロテスタントは意味合いが変わるらしく25日以降にすぐに片付けるようだが、カトリックではクリスマスはイエズス生誕を祝う25日に始まり、東方三人博士がイエスを拝みに来たとされる1月6日の公現祭に終了する12日間を指しクリスマスツリーはこの12日間を祝うために飾るとされている。また、旅行中の三博士が迷わぬようツリーの光を灯しておくという意味もあるとか。
 少なくとも我が家はお正月にもクリスマスツリーはそのまま。

 

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