◇Dublin:Grafton Street 大道芸
モリー・マローン像を当座の目印に歩くと幾つかのストリートへとすぐに繋がる。Dublin(ダブリン市)自体広くは無い為に、迷子になることもなく散策を楽しむことができる。
行きがけに道路の隅にセメント袋のような物が置かれていることに気が付いていた。人通りも多く、おしゃれな店が多いこともあって「ここで何か工事でも?」と唐突に袋だけが置かれていたこともあり印象に残る。
いろいろと回って振り出しに戻った時に、袋の正体とその後を知る。
彼は楽器を奏でるでもなく、マジックで人を楽しませながら歓声の輪を作るでもなく、一人淡々としゃべることもなくあの砂で彫刻をしていた。
この通りには素人芸からセミプロの人まで演じる芸と実に様々だが、こうした提案の方法があるのだと造形作業を見た。因みにこの方は二年後の訪問した際もいらしたから常連さんのよう。
残念な人が一人、如何にも外国の人が好む日本人を売りにして地味な書をしている人がいたが、あまりにもその書が下手で情けなかった。外国人相手であれば習字もどきで騙せると考えたのだろう。願わくば日本人の振りをした東洋人であってほしい。
地味な大道芸:おまけ
この方は市内中央部のある通りで一人だけで演奏。
私はその周辺空気の面白さに惹かれ足を止めて写真まで撮ってしまったが、残念なことに誰もスターウォーズのテーマに足を止めず通り過ぎるさまはシュールで絵になった皮肉。この方にはスターウォーズに思い入れがあるのかもしれないが、周囲が同調してくれなかった残念。