Edinburghから始まるスカイ島アイラ島17日間:①お預け状態だったEdinburgh
そもそも、Edinburgh を中心としてのスコットランド旅行は2020年秋の訪問予定だった。2020年年明けてすぐに秋の航空チケットを押さえようとした時にあの世界的パンデミックが唐突に始まった。
当初はすぐに収まるわよね、と楽観していた私たちだったが残念ながら刻一刻状況は緊迫し、毎年のヨーロッパ旅行は完全にこの2020年から閉ざされる。
そして、円安なのがネックボトルながらもこの空白の四年分を注ぎ込んだかのような日程を組み10月1日から17日までレンタカーでスコットランドを回る計画を立てた。
中々独立できないスコットランドをずっと見ていた。
イングランドは2016年6月23日の国民投票でのEU離脱選択をした。
スコットランドの独立国民投票は2014年9月18日に行われているが、この時点ではスコットランド国民はUKのEU離脱を現実的とは捉えていなかったとは考えられないか。
この独立を問う投票率は約84.5%と高く、結果は反対派が55.3%、賛成派が44.7%と極めて拮抗している為尚のこと Brexit (ブレクジット)の影響が投票にどのように関係していたか未だに気になる。
いつかユニオンジャックからスコットランド旗が消える絵を見たい。それならば独立前と独立後それぞれのスコットランドの顔を見ておきたい、というのがそもそものスコットランド訪問動機だった。
とは云え、そう簡単には独立は出来ないとは承知。
Edinburgh に四泊と言っても羽田空港 9:45 - Heathrow空港 15:50 - Edinburgh 19:05 到着の為実質最初の一泊は調整日(空港からホテル直行。この日は睡眠だけで活動は出来ない)。実際には Heathrow で1時間遅延し Edinburgh には 20:00 少し過ぎにようやく到着した。
今回の凡その予定は Edinburgh四泊 から始まって Crianlarich 、インヴァネス南のネス湖付近を通りフォートウィリアム、スカイ島では Portree 二泊した後、Oban 、Terbert と南下しフェリーで渡りスコッチウィスキーの聖地アイラ島二泊、スターリングで一泊、最終泊は翌朝8時搭乗の為に空港隣りのホテル。
ホテルには14泊し時計回りとは逆に周遊して Edinburgh へ戻る。
アイルランド島をレンタカーで周遊した時とニュアンスは近く、今回も一所にゆっくりとは出来ず、一泊だけの街が多いのはとても残念だった。
出発前日まで悩んだのが服装。
日本は9月半ば過ぎても夏と変わらない毎日の中で、どうしても最高気温13℃から15℃、最低気温6℃がイメージ出来なかった。*実際 Edinburgh の最高気温はせいぜい13℃止まり。上記の気温は都市 Edinburgh の気温であってハイランド地方からスカイ島は日中一桁の日もあった。
偶然にも東京で9月25日にとても気温が下がり肌寒い日があったお陰でやっとカシミアコート持参の決心がつく。
皮手袋、スカーフ、そして、風邪対策の薬、と30℃が続く夏と変わらない日本の日々の中で冬支度のスーツケースを用意する展開だった。
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