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「グリンゴ」
原題:Gringo
監督:ナッシュ・エドガートン
製作国:アメリカ・メキシコ・オーストラリア
製作年・上映時間:2018年 111min
キャスト:デヴィッド・オイェロウォ、シャーリーズ・セロン、ジョエル・エドガートン、タンディ・ニュートン、ユル・ヴァスケス、シャールト・コプリー、アマンダ・サイフリッド
主人公ハロルドは善人、しかし、その真面目な生活はひたすら運に見放され続ける。
物語は至ってシンプルで捻りはないが、小さな伏線も生きていて気持ちよくエンディングとなる。
映画館で予告も見ていず、フライヤーも目にしていなかった。只、俳優が揃い、制作者にはシャーリーズ・セロンも含まれているのであればそれほど外れないのではないかと予想して観る。
バラけたように見える何本かの話も糸が纏まるようにきれいに一本となっていく。シャーリーズ・セロンのしたたかな様もここまでくると天晴。
滑り出しはコメディかと勘違いしそうなるが、微妙な線を終始渡っていて笑わせながらもシリアスへ左右に振っていく。
結末は、邦画であれば砂糖スプーン三杯入れそうなところを一杯で抑えるところも私的には好感度アップだった。
教訓、きれいな絵や印象的な音楽、記憶に残る台詞はなかったが、でも、楽しめた。時にはこうした映画もありかと。
★★☆