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「スーサイド・スクワット」
原題:Suicide Squad
監督:デヴィッド・エアー
製作国:アメリカ
製作年・上映時間:2016年 123min
キャスト:ウィル・スミス、マーゴット・ロビー、ジャレット・レト、ジョエル・キナマン
ロジックなど何も考えず、芸術性の追求はヨーロッパに任せ、おもちゃ箱をひっくり返したような娯楽映画制作は本当にアメリカは上手だ。原作がそもそもコミックということもあって映画化に際しeffectをかけ易いのかもしれないのだが。音楽に関しては予告とは若干imageが変わる。
マーゴット演じるハーレイ・クインの可愛らしいこと。彼女を観ているだけで映画の楽しさ半分は埋まるほど好演。予告でも映る彼女がショーウインドーを割るシーン:
「si vis pacem para bellum」
ラテン語で「平和を望むなら、戦争の準備をしろ」という意味がマネキンに書かれている。映画の作りごと世界でもこのアメリカ色。苦笑するしかない。
アウトロー集団の筈がリックを中心に最後の戦いに臨む辺りは、もう観客は彼らが「悪の集団」であることを忘れさせるほどいつものパターンでもあり、悪を倒す正義にしか見えず笑える。
エンドロールにおまけがあります、席を立たないよう。
★★