「ローグ・ワン」
原題:Rogue One: A Star Wars Story
監督:ギャレス・エドワーズ
製作国:アメリカ
製作年・上映時間:2016年 134min
キャスト:フェリシティ・ジョーンズ、ディエゴ・ルナ、ドニー・イェン、マッツ・ミケルセン
「エピソード3 シスの復讐」と「エピソード4 新たなる希望」の間に今になって話を作り込んでいく、スピンオフ作品。スターウォーズファンでなくても楽しめるから、と云われ行くが…。
純粋に映画好きで観に行っても意味がないだろう、が残念ながらの感想。
SWに限らずこの手の長年温められ続編がある映画にはマニアックな見方をする人々は大勢おり、その人々が楽しめるのであれば十分に意味がある。実際、ネット内にも多くの書き込みがあったが兎に角細かくついていけない。
盲目の戦士修道僧チアルートと付き従う重連射式キャノンを使う射撃の名手ベイズ・マルバス。ドニー・イェンが中国の武術家で有名であることは知っているがどう見てもこの映画では日本的で座頭市そのもの、ベイズの武具も剣道の胴だ。悪名高き軍はドイツ軍の匂いがあり、基本的には壮大なフィクションであることを認めるが所々に寄せ集め感がある。
好きなマッツ・ミケルセンを観られたのでよし、と納得。「SWファンでなくても楽しめる」のことばではあるがそれはSWファンから発したことばである限り無理がある。このreviewはSWファンではない者の感想でかなりマイナーなreviewと読んでもらえると幸い。
日本には神話、ヨーロッパにも紀元前の物語、中国然り。だが、アメリカにはそれら古(いにしえ)の話が無い分、「未来」へ神話を作っているのだろうか、と考えてしまった。
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