梅雨の沖縄旅行・如何に予算内に収めるかのゲーム的様相も含め:5 もう一度行きたい沖縄美ら海水族館
恩納村のホテルから水族館までは凡そ33.4km、時間にして一時間弱。渋滞は事故がないかぎりなさそうな道ではあるが抜け道がない分移動時間には余裕は持たせた。
10時開園に合わせて到着したことも幸いして本館から近い駐車場に入ることができ僅かながらの時間短縮。
この沖縄美ら海水族館は本館だけではなく取り囲む海洋博公園も様々な施設が点在し、沖縄通の友人からは一日遊べるわよと云われた。残念ながら私たちは此処に3時間割くことがやっとだったため、他の施設は諦め訪問は水族館だけに絞る。
67槽ある水槽はどれも興味深く見ていくことは本当に楽しかった。週末の休日と重なり観覧者も時間と共に増えてはいったが都内と比較するとさして問題はないほどの数。
終盤で現れる巨大水槽は見応えは確かで、結果私たちは此処で予定の1/3を過ごしてしまう。
巨大水槽の横に喫茶スペースを見つけた私たち。観察していると入口に人が並ぶ様子もなく入店は問題なさそう。友人と相談し¥1,000/1人を目安に取り敢えず喫茶スペースに行ってみた。
私たちの相場は高過ぎていた。お隣としっかり仕切られた各コーナーは一人当たりではなく場所貸しで僅か ¥500/40min 。お陰で人に視界を遮られることも、また、動画撮影で邪魔な話し声も入らずに面前で見飽きるなどあり得ない世界を堪能。
国別の水族館保有では日本が2位。(*カウント基準では1位と記載しているところもある)
調べていて驚いたことは、世界中で水族館は1000館もなく僅か458館。
*水族館数は日本動物園水族館(JAZA)の加盟有無でカウント数が変わっていることもあり、JAZA非加盟が国内37館を加えるか否かでネット上の数もバラつきがある。私が参考にしたのは、マンボウなんでも博物館。このサイトでは日本国内水族館数はJAZA加盟の52館。
幼い頃から水族館には親や祖父母に連れていかれ、大人になっても友人らと訪れるごく普通だと捉えていた水族館が地域によってはとても珍しい存在の施設だった。アフリカでは国別どころか大陸全体で一桁の水族館数。
地理的に海洋国ではある日本。立地に恵まれての水族館の存在なのだろうが、動物園とは違っていつの訪問でも神秘的に映るのは、海水に隔てられている所為なのかもしれない。手が届きそうで届かない。知っているようで実はあまり知らない海の中。
大水槽で揺蕩うジンベイザメやナンヨウマンタのその姿は泳ぐと表現するよりも空を飛んでいるように自由に見えた。ナンヨウマンタが数枚(枚と数えるらしい)で正面から泳いでくるシーンでは脳内でスターウォーズの曲が不思議なほどマッチングしていた。
沖縄に来てまでわざわざ水族館訪問?と予定段取りの初期には短い滞在期間に敢えて組み込むのかと悩みもしたが、今回雨天でも保証される場所という意味合いでは勿論正解だった。
此処は梅雨時ではない季節訪問でも、時間が許すようであれば是非訪れてください。