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◇BUSHMILLS ブッシュミルズ 命の水 アイルランド最古のwhiskey

 世界遺産に付き合わせたお詫びか、帰路「BUSHMILLS」にハンドルをとる彼。私は少しワクワクし始める。Barで見ていた琥珀の生まれ故郷へ行く。
  Irish whiskey は現在は二国に分かれているこの島を構成するアイルランドと北アイルランドの穀物で生産されるwhiskeyを指す。

 迷うこともなく遠目にもBUSHMILLSの建物が確認出来、車を降りると鼻腔を微かに刺激する香りが駐車場まで届いていた。
 マガジン前半Dublin旅行記と重ならない様にしたいが、復習的に押さえると蒸留回数が多いIrish-whiskeyはさらりと喉を過ぎ、scotch-whiskeyのようなスモーキーフレーバーさが無い分評価は分かれる。決して癖があるwhiskeyが良いwhiskeyの評価基準ではない、好みで楽しむことが一番と私は考える。

 JAMESONはお洒落な空間が演出されたBarやSHOPがあったが、此処はどちらかというと工場敷地に試飲スペース、SHOPが併設した感じが強い。ラフな分、見学よりも早々whiskeyで寛いだ人々が多かった。

 アイルランド最古というよりも世界で最古の蒸留所と云われる。こうした「最古」については諸説が出てくるが、ここは素直にボトルにもある1608年を信じたい。
 アイルランド語の「uisce beatha」からきた「命の水」、この呼び方が好きだ。アイルランドが世界地図の何処にあるのか知らない人にも、アイルランド人が作った蒸留酒が人々にswitch-offを与えている。


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