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Full Scottish Breakfast 2024
17日間のスコットランド旅行中、多少今朝は食欲に不安が伴う日も今しかいただけないと呪文を唱え(一日だけごめんなさい、でエッグベネディクト)ほぼ全てに近い日程でフルスコティッシュブレクファストを択んだ。
旅程後半はメインの料理で私の胃は許容量いっぱいになり、残念ながら美味しいヨーグルトやパンには流石に手が出せなかった。それでも、兎に角、にこやかにフルスコティッシュブレクファストをオーダーした。
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アイルランドでの朝食はアイルランドブレックファストと呼ばれていたが構成はイングリッシュブレックファストと基本的には大差はなかった。
どの国でも共通だったのはベークドトマト、ソーセージ、豆、マッシュルームソテー、ベーコン、卵。卵に関してはホテルによっては調理方法を択べるのはうれしい。
基本的に日本にいる時は良くてブランチ、かなりの割合で一日一食が多い私が、それも低血圧の私が朝の8時からタンパク質たっぷりのヨーロッパの朝食に取り掛かる姿をパートナーは毎回面白がる。
他の海外旅行記でも既に触れたが、確実にタンパク質とビタミン摂取が旅行期間を無事に過ごす最低限且つ必須と体が求めていることに従っているだけなのだが彼には伝わらない。
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カウアイ島はじめハワイ諸島での朝食では必ずいただいていたエッグベネディクトがメニューにあり、つい懐かしくお願いした為フルスコティッシュブレックファストがコンプリートが出来なかった日の一皿。
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旅程時短でホテルを早く出発した日に途中のカフェでいただいた朝食。
小さな港に唯一10時前開店していることもあってか店内は賑わい、殆どの人がコーヒーではなく朝食を取っていらした。ポルトガルでもカフェで出勤前に朝食を取る人がいた風景に似ている。
スコティッシュブレックファストとはあったけれどもハギスは珍しく入っていなかった。けれども、ふかしたジャガイモにバターと粉を混ぜ平らに伸ばしたパンケーキのような一品がスコティッシュブレックファストには必ずつく。軽く焼いたものから油多めに焼いたものと最終形態は扇形だけが同じで多少レストランで変化する。
因みにこのカフェ朝食はコーヒーが付いて¥2500ほど、決して高い部類ではなく一般的な金額設定。
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最初は食べず嫌いの抵抗が正直あったハギスだったが、ブラックプティングと大差なく気になっていた臭みも感じられず美味しくいただけた。只、ハギスの材料そのものに癖があるためにその調理方法の差は毎回の朝食で実感する。
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連泊だった為この日はスクランブルエッグをお願いした。スコットランドソーセージでオリジナル、そして、ユニークなスクエア・ソーセージがお皿に載ったのはこの一皿だけだった。ふんわりのスクランブルエッグではなかったが、本来 Ber の食事を提供しているところなのでこれで十分。ポットに用意されたたっぷりのコーヒーはとても美味しく、十分な朝食だった。ここのスタッフもイングリッシュブレークファストではなく、スコティッシュブレークファストとお願いするとにっこりされた。
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見た目では伝わりにくいが、どの品も素材がとても良く大変美味しくいただく。もう一度注文するとしたらこのホテル 3 と次にあげるホテル 4 のスコティッシュブレックファストになる。
只、この朝残念だったのは隣のテーブルでの会話だった。
人には好みがあり、食品アレルギーもあるために提供された全てをいただけないことは普通にある。隣の男性がフルスコティッシュブレックファストをオーダーしながらも「ハギスを入れないでくれ」と一言。彼女は残念そうな表情だった。
そもそもメニューにはハギスが入らないイングリッシュブレックファストもあった、他にも魅力的な品が沢山あったにも拘わらず。
勿論、苦手の品を残すよりも絶対によいことではあるのだが。
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マッシュルームソテーが美味しかったのはホテル 3 だが、トータルではホテル 4 が構成する一つずつが少しずつホテル 3 よりも勝っていた。ヨーロッパでベイクドトマトをいただく度にその美味しさを再認識している中で、このホテルの焼き具合はベスト。決して焼き過ぎず、けれども、熱を入れることで増す美味しい加減に花丸。
同じような茶系のプレートに見えてもレストランが変わることで一皿毎その味は確かに変わるのだが、一つだけ共通なことはボリュームがあること。
メインのプレートだけではなく、実際にはヨーグルトやフルーツ、オートミルがあってもそちらまでいただく余裕がない。
今回のように幾つかのホテルを利用することで、同じように見えていたブラックプティングに大きな差があることも知る。
スコットランドで一番美味しいと言われているストーノウェイという町で作られている Stornoway Black Pudding (ストーノウェイ・ブラックプディング)がホテル 3、ホテル 4 では調理されていたのかもしれない。
Edinburgh で連泊したホテルではミルクの種類がアーモンド・ココナッツ・ソイ・通常(乳牛)と多かったのをはじめ、ホテルではヴィーガンメニューが朝食に例外なく組み込まれていた。