「バッドボーイズ　フォー・ライフ」

原題：Bad Boys for Life
監督：アディル・エル・アルビ/ビラル・ファラー
製作国：アメリカ
製作年・上映時間：2020年 124min
キャスト：ウィル・スミス、マーティン・ローレンス、パオラ・ヌニェス

　生活スタイル、信条が違いながらも長年組んできた警察官二人が定年も視野に入る年齢になってのバディ解消を絡めての話。
　シリーズ三作目となると、これまでの作品を観てきた方々には17年ぶりの新作は実際の空白期間と作品内での時間経過が一致する分、感慨深いものがあるかもしれない。
　全く前二作を観ずに付き合いで初めて観た（＊今回）としても、娯楽作品として尚且つかなりコメディ会話で楽しめた。
　アメリカ制作でありながら、マイクが乗るポルシェ、マーカス（の妻）が乗る日産ワゴン、話の中ではプリウスに抜かれ情けない展開の中にアメリカ車が一台も登場しない皮肉。
　AMMO〈マイアミ市警特殊エリート部隊〉がカモフラージュして使うトラックにはカニの絵と日本食レストランが使用しているらしい漢字が見られ、スタッフに日本マニアがいるのか、マイアミ事情なのか話の横の部分で楽しんでしまう。
　脱獄シーンなどは王道で全体としても話の展開に捻りはなく新しいところは見られない。だが、ネタバレになる為に内容には触れられないが落ちはあり得ないと無理があった。その上、落ちにはおまけまで付いてくる。
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